2011年05月12日

合併浄化槽の省エネ 進化

合併浄化槽のブロアポンプは入居当初24時間連続運転でした。
しかしその必要が本当にあるのか?と思いつき、
運転をタイマーで間欠運転にして省エネ節電しても
浄化槽は問題なく機能していることがわかりました。

年単位で状態を確認しながら段階的に運転時間を短縮し続け
現在はタイマー運転で1時間運転・2時間停止のサイクルです。
標準使用状態の連続運転に比べて1/3の電気代で運転しており
電気料金にすると毎月1000円以上の節約となっています。

正常に機能しているかどうかは浄化槽の定期点検が3ヶ月毎にあるので、
そのときの点検業者による状態の確認やPH測定値で判断しています。
検査報告書は毎回「良好な状態」で、ペーハー(PH)も正常です。

わが家の浄化槽は水質浄化の負担が特に軽いのかも知れません。
7人槽(建物面積で指定)の浄化槽に対して生活人数は3人です。

食器洗いのときにはペーパーやぼろきれで食器をふき取るので
油汚れも洗剤量も標準家庭より少ないはずです。

そして洗剤も環境負荷の低いとされるせっけん洗剤の使用率が
8割以上だと思います。(後に石鹸洗剤はやめてます。)

1年目の検査のときの生物化学的酸素要求量(BOD)は
浄化槽の処理目標水質の20mg/Lに対して4.6 mg/Lでした。

今回はさらに省エネの方法を試すことにしました。

きっかけはブロアポンプの音が以前より大きくなったようで、
かなりうるさく感じるようになったことです。
11年以上使っているのでそろそろ寿命なのかもしれません。(騒音での寿命)

そこで交換なのですが、通常は同じ容量(送風量80リットル/分)に
するところですが間欠運転で浄化槽が正常に機能しているのだから
送風量の小さいサイズ(60リットル/分)でもいけるのではないかと
考え試してみることにしました。

送風量の小さいサイズにするメリットは2つあります。
まずは購入価格です。2割程度安いです。
次に消費電力が大幅に小さくなります。
同じメーカーの比較で71Wが51Wとなり、大きな省エネ・節電です。

交換に当たっては同型のほかに他メーカーの製品を調べてみましたが
以下の理由から同じメーカーの同型品にしました。
1. 購入価格がが安価。
2. 使用中のブロアのダイヤフラム(消耗品)の再利用が可能(共通部品)。
3. 10年以上の耐久性を確認している。

先日交換作業は終了しました。

驚いたのはその静けさ・・・。
近づくまでタイマー電源が入っていないと思うほどの静けさ。

11年以上使っていたブロアポンプはかなり騒音レベルが上がっていました。
ポンプ送風容量が80Lから60Lへの小型化の影響もあると思います。
これで送風量が足りずにペーハー(PH)値に問題が発生したら
運転時間を長くして対処する予定です。

合併浄化槽を使う地域に建築する方は
浄化槽用の外部コンセントに繋がる電源線の途中に
住宅内でコンセントを追加しておくとタイマーの設置が簡単に行えます。

このように浄化状態を確認しながら浄化槽の節電運転を日本全国で
普及させれば電力不足の解消に効果を発揮するのではと思います。

環境省のデータによると浄化槽の設置基数は
平成20年度末時点で全国で830万基以上です。
すべてが80Wの消費電力で24時間運転しているとして計算すると
ほぼ66万kwで、これが半分以下に抑えられる可能性があります。

浄化槽設置基数のうち、ポンプの大きい合併処理浄化槽の設置基数が
多い都道府県の1位と2位は千葉県と埼玉県で東京電力圏内です。

浄化槽管理事業者に補助金を出せば実行可能に思えますが、
電力の管轄は経済産業省で浄化槽の管轄は環境省だからだめか?
ラベル:浄化槽
posted by DIY建築士 at 09:26| Comment(6) | TrackBack(0) | DIYで浄化槽の省エネ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
はじめまして
記事拝見しました。
お宅の浄化槽ブロワー間欠運転のon-off時間間隔について具体的に教えてください。
我が家の場合5人家族で単独10人槽ですので参考にしたいです。

ブロワー取替後、間欠運転について考えていたのですが、実践されている方のデータが無く浄化機能が問題になるといけないので、あきらめていました。
Posted by まっくん at 2011年05月15日 17:00
まっくんさん コメントありがとうございます。

わが家の現状はタイマー運転で1時間運転・2時間停止のサイクルです。
これで1年以上経過しましたが異常ありません。

もし、タイマー運転を始められるのでしたら
1時間運転・1時間停止のサイクルからトライされてはと思います。
このサイクルでも電気代は半額ですから大きな節約です。

その後の定期検査の結果によって停止時間を再検討されるといいのではと思います。

ぜひトライしてみてください。
Posted by DIY建築士 at 2011年05月15日 17:55
合併浄化槽の家に住み始めた時、電気代が妙に高いと思いました。
エコワットで調べたら原因がブロワーだと分りました。
しかも無視出来ないような割合にビックリ。

それから何年か経って周囲の家のブロワーが自分の家のよりも
小さ目なのに気付きました。
そこで買い替えを考えたんですがどうもトータルでは節約に
なりそうにありません。


そしたらこの記事が検索でひっかかりました。
その手があったかという記事でした。
早速近いうちに試してみようと思います。

前々から常に空気を送る必要があるのかという疑問はあったのですが
タイマーを使っての間欠運転という方法には気付きませんでした。

また現在使っているブロワーは送風量80リットル/分です。
他の記事も読んだんですが、うちは今5人用の浄化槽に住人2人。
なので買い替えの時はこれより小型にするのも可能そうだと思いました。
Posted by ボッケニャンドリ at 2012年07月03日 17:14
ボッケニャンドリさん 

コメントありがとうございます。

そうなんです。
合併浄化槽のブロアの電気代は意外と大きいですよね。

これを節電できれば効果も大きいので、
ぜひトライしてみてください。
Posted by DIY建築士 at 2012年07月03日 21:32
最近ブロワーが老朽化のせいか消費電力が跳ね上がって
検索の結果ここにたどり着きました
ブロワーの間欠運転
やっぱり考えてる方が居たのですね
記事を読ませて貰ってとても参考になりました
うちもやりたいと思います。
夏は気温が高いので、半分ぐらいで良いんじゃないかと思っていましたが
1:2で大丈夫でしたか

田舎で下水道の代わりに市(合併前は町)の補助金で
合併処理浄化槽を入れました
家族が増える予定で7人槽でしたが逆に減り年寄り2人で負担になっています
周りのうちも皆家族が減っていき、維持費が馬鹿にならなくなってきています。
検査に5000円と汲み取り35000円は法定で必須らしく
せめて電気代だけでも無駄を抑えたいと思っています。
有用な情報ありがとうございました
Posted by 細貝 at 2015年02月11日 18:11
細貝さん コメントありがとうございます。

浄化槽の電気代は常時運転だと負担感が大きいですね。
間欠運転で支障がないことがわかるとバカバカしくなります。

また、汲み取りについては生活人数が少なければ
汲み取る必要が出るまでの期間が長くなるなで
3年や4年に1回で済むのではと思います。

わが家は7人漕で3人で暮らしておりますが、
汲み取りは3年に1回です。(このペースで15年。)

汲み取りの頻度は法定であっても強制力はないので
一杯になってきてからの作業依頼でいいと思います。
(業者は利益が減るので毎年を勧めると思いますが。)
Posted by DIY建築士 at 2015年02月11日 20:33
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