2013年09月18日

部材を変えたら施工不良1

先日、施工不良の記事を書いたことで過去の記憶が蘇ってきました。
過去に実際にあった施工不良やダメ工事の実例を挙げていきます。
参考にしていただくことで施工不良の防止につながれば幸いです。

木工事で指定材料が変更されていたことがありました。

構造用合板については、ホルムアルデヒドの放散量の低いF1合板を指定していました。
妻も私もホルムアルデヒドには敏感なためです。
妻は大きな書店には長時間いられません。書籍の接着剤に反応するからです。
100円ショップも10分程度で辛くなることがあります。

自宅の建築中に建築現場を見に行くと、構造の内部の合板に
F2のプリント(合板の表示)が数カ所見えました。
工務店に確認したところ、全てF2合板を使用したとのこと。
F2はF1の10倍のホルムアルデヒドの放散量があるのでF1を指定していました。

なぜF1合板を使わなかったのか理由を聞くと、
その工務店では従来の標準利用品がF2合板だったので
うっかりいつもと同じ材料を使ってしまったとのこと。

その時点でやり直しをすると
「家を半分壊すようなことになります。」と言われました。

やむなく最大限の譲歩として、ホルムアルデヒドの吸着材を設置して
引渡し前に家族と確認したうえで引き渡しに応じることで了承しました。

確認時に引き渡しに応じられない状態であれば、
施主も工務店も大きな代償を支払うことになっていたと思います。
今、同じことが起きれば発覚した時点で貼りなおしを要求します。
完成後のリスクは後戻りできないほど大きくなっているので
最悪で裁判になってしまいます。

結果的には24時間換気のおかげか入居当日から支障なく生活できました。
これは今考えると運に頼りすぎの判断でした。
ただし合板の露出の多い屋根裏部は1年たってもホルムアルデヒドの
刺激を感じたため全ての吸着材を屋根裏に移動しました。
13年経った現在では臭気や刺激は全く感じなくなりました。

その後シックハウスが社会問題になったため建築基準法の改正で
建材の規格改正や住宅にも換気装置が義務付けられたため、
計画通りに作動していれば合板の影響は低減されるようです。
posted by DIY建築士 at 08:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 施工不良に注意! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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