工事が行われていたのはたまたまではありません。
給水設備工事でもありました。
外部水道管工事(止水栓から建物内まで)の給水管には
ステンレス(給水管用)に指定したのに塩ビ給水管で工事を終えていました。
塩ビ(塩化ビニール樹脂)の給水管は見ればすぐにわかります。
しかし埋設された後では確認できません。

工事日の連絡を求めていたのに、
見に行ったときには工事を終えていました。
設計外の配管方法で施工していたため
部分的に確認できる部分がありました。
それですぐに発覚しました。
現場で内部配管の職人さんに確認したら、
「全部塩ビ管です。」と正直に答えてくれました。
ステンレス管(外部配管)に指定した件は聞いてないとのこと。
さらに凍結防止ヒーターを不要にするため基礎の下を通して引き込む設計でしたが
無視して地盤面より高い所で基礎に穴を開け配管を通して凍結防止ヒーターを
グルグル巻いていました。
地域外の業者に丸投げしたのかと思いました
当然ですが工務店に対してやり直しを要求することになりました。
給水工事業者が何も指示を受けずに
普通の施工方法をしただけなのかも知れません。
再発の可能性はないので原因は追究しませんがやり直しです。
住宅建築ではこのように設計と現場が乖離したまま進行することがあります。
建て売りならどこからもクレームはありません。
不動産契約で重要事項説明書に使われる「現状を優先」とはこのことか?
設計図書より施工された現状を優先する(正規なものとする)ということか?
そうなると後で気づいても是正工事を要求できない可能性があります。

設計通りの施工を確認しました。
やり直しはなぜか別の業者が施工し、
満足のいく美しい工事でした。
【関連する記事】