工事が行われているのは珍しいことではありません。
自宅の給水設備工事では複数個所でありました。
建物内部の給水配管は給水と給湯の全てを、
ポリブデン管のサヤ管ヘッダー方式で設計しました。
一般的な塩ビ管は配管経路で曲がる部分は継手で方向を変えながら
接着接合して配管するのでパイプ切断と接着の手間がかかります。
ただし材料は安価で、継手などは1個数十円です。

1本で接続できるため施工は単純で短時間で済み、
漏水事故の可能性も非常に低い工法です。
水道の凍結にも強く破損しません。
現在はこの配管材料がだいぶ普及してきました。
設計でも見積もりでもポリ樹脂管で指定しているのに
現場を見に行ったら塩ビ管で施工されていました。
見つかれば当然やりなおしです。
それに伴い、壁の下地ボードもクロスも一部やり直が発生します。
施工前に確認すればやり直さないで済むのに・・・。
施工の立ち合い希望を無視することで
何度もやり直すのが苦にならないのだろか?
コスト的にも工期的にも精神的にも・・・。
この不思議な業界を自宅の建築工事で何度も体験しました。
施主に立ち会わせて納得させるメリットより
見られてないことによるメリットのほうが
業界にとってはきっと大きいように思えます。
やり直し工事はまだあります。
【関連する記事】