2013年12月23日

ホウ酸系木材防腐処理のDIY

P1190514.JPGウッドデッキへの処理の施工例です。

デッキ面積は約60u(幕板含む)で建築後13年経過。
処理前の状況として、デッキの床板はすべて新材に
交換し、根太(床材の固定部材)は41本中10本を
新材に交換しました。
よって31本の根太は腐朽部分がありますが、強度的には問題ないのと
下面(裏側)はほとんど腐朽がないため反転して使用しました。
ホウ酸の効果により腐朽は進まずに止まると予測しています。
その他の大引き(梁)と束(柱)はほぼ腐朽がないためそのまま利用。

もし腐朽が進んで要交換となったら部材単位で交換をしやすいように
固定方法を全てステンレスのコーススレッドにしました。
(釘を使うと一部の交換でも周囲に損傷が発生する上、作業がたいへん。)

ホウ酸系の処理剤は複数の企業から販売されていますが
水溶液化された製品は高額なので、粉末から自作できる以下の製品を使用。

「ボロンdeガード・DIY」 25リットル用
有限会社 ボロンテクノロジー

デッキは屋外なので降雨による溶脱を防止する対策が必要なので
シリコーンゴム系の木材用撥水剤であるウッドエイドを混入しました。
ウッドエイド(信越化学工業)

施工要領は以下のとおりです。
作業の環境 晴れて日射のあたる南面 微風 気温3度

P1190444.JPG処理液の製造は5ℓ単位(粉末を1袋と添加剤200CC)
混合容器は10Lサイズのポリタンクが適切(混ぜやすい)
給湯器で60℃のお湯を使用(温度が低いと溶けにくい)

塗布方法は噴霧器(4L)で散布(垂れない程度)
(2.5Lずつ2回に分けると作業しやすい)
デッキ面1回塗りで5Lをほぼ使い切る

5Lを2回散布した後、ウッドエイド入りの5Lを散布
(残りを木口と幕板と階段に散布)P1190640.JPG
散布の間隔は約30分で表面は半乾きの状態で再塗装

ウッドエイドは600ccを総量5ℓの中に入れたので
希釈は7.3倍(12%)
(ウッドエイドの標準希釈は5〜10倍なのでその中間)

これにより、1uあたりの散布量は83ml/uを3回塗りなので
250ml/uとなります。(推奨は150ml/u)

デッキの裏側と根太にも散布しており、その部分で10Lの処理液を
使用しています。(ウッドエイドなしの処理液)
(よって1箱25L分をすべて使いました。)

噴霧器の使用により足腰への負担は刷毛塗りとは比べ物にならないくらい楽。
かかる時間も刷毛塗りとは桁違いで3時間で3回塗りができました。
この時間にはデッキの裏側への散布も含んでいます。

P1190646.JPG処理後の状態は上の写真の通り、水をはじきます。
そのまま様子を見ると1時間後には浸み込みの跡が
見られるので、完璧な撥水効果ではありません。
溶脱防止の効果は腐朽の有無で判断しようと思います。
ラベル:ホウ酸 ボロン
posted by DIY建築士 at 10:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 革命的な木材防腐処理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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