2014年07月30日

ブロアの小型化 3年経過

合併浄化槽のブロアを小さいモデルに交換して3年が経過しました。
標準品の送風量80L/minのポンプを11年目の故障で60L/minに変更。
同じメーカーの製品で吐出圧力は同じです。

小型化しても問題は全く発生していません。

小型化のメリットはブロアの購入費用と消費電力です。
浄化槽管理業者から購入すればその差額は数万円、
ネット通販でも1万円程度の差額がありました。

そして消費電力が大きく低下します。
71Wから51Wに低下したので365日24時間の運転ならば、
電気代の差額は年間4500円程度になります。
電気料金の値上がりで差額は徐々に拡大しています。

ただし、わが家はタイマーで間欠運転させているので
運転時間が1/3だから消費電力への影響も3分の1です。
ブロア小型化より省エネ効果が桁違いに大きいのが間欠運転です。

当初はどこまで運転時間を減らせるか調べるために
2時間ON、1時間OFFの繰り返し運転から始めました。

浄化槽ブロアの送風量の過不足を判断する方法としては
曝気槽のペーハー(pH)と残存酸素量(DO)を確認します。

最適pHは7.0前後(送風量が足りないと数値は大きくなる)
残存酸素量(DO)は2〜3mg/L程度で十分
(送風量が足りないと数値は小さくなる)

この状態を維持できれば、
可能な限りブロアの運転時間を短縮できます。

ペーハー(pH)と曝気槽の残存酸素量(DO)は
3ヶ月毎に浄化槽管理業者が測定してくれるので
検査報告書で確認できます。

過去の検査報告書を見てみると、
ブロアを24時間運転していたときにはpHが6以下、
残存酸素量(DO)は9 mg/L以上の記録もありました。
必要以上にブロアで送風していたようです。

ですから年単位で経過を見ながら運転時間を減らし、
現在は1時間ON、2時間OFFの繰り返しで運転しています。

ブロアを小型化してからもほぼ変化はなく数値は安定しており
3年経過した点検でもpHは7.3 残存酸素量(DO)は7.0mg/Lです。

結果的には送風量を低下させたことのデメリットは全くなく
浄化槽の清掃時(汚泥の引き抜き)にも何の指摘もありません。

間欠運転とブロアの小型化で消費電力は標準状態の1/5という
大きな省エネ(節電)になっています。
この省エネには日ごろの心がけや行動も全く不要です。

運転時間の短縮はブロアポンプの消耗部品(ダイヤフラム)や
本体の寿命延長というメリットもあります。

夜間電力が割安な契約プランなら夜間運転をメインにすれば
とても大きな電気代削減になると思います。
昼間もちょっとは運転した方がいいと思います。
また、タイマーによる逆洗の設定があるポンプであれば
その時間帯は運転させるように設定する必要があります。

なお、浄化槽の定期点検時にブロアが停止していると
故障と判断されて交換や修理をされてしまうかもしれません。
また逆送というメンテナンスもできなくなります。
ですから点検時には運転させる必要があります。
留守中に点検がある場合は要注意です。
(点検予定日にはタイマーを外して連続運転にしておく。)

浄化槽管理業者に間欠運転を知られた場合、
きちんと説明しても受け入れてもらえず
「好気性のバクテリアが死にます。」とか
「そういう設計ではありません。」とか
「そういうことはしない方がいいです。」と言われる可能性もあります。

もし不具合が出たりしたら、浄化槽管理業者が認めた運転状態で
発生したことになるのでトラブルを避けたいという気持ちは理解できます。

浄化槽管理業者には気づかれないように実行するのが
ベターであり、思いやりではないかと思います。
posted by DIY建築士 at 08:15| Comment(2) | TrackBack(0) | DIYで浄化槽の省エネ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
> ただし、わが家はタイマーで間欠運転させているので
このブログを読んでうちも間欠運転をやってますが、
今のところ水質検査では特に大きな変化はないです。

ただ一番最初に買ったタイマーが不調で運転が10日以上止まったことがありました。
さすがにその時の定期検査では悪い値が出ました。
安価に作ってそうなタイマーの故障には要注意だと思いました。


> 浄化槽管理業者には気づかれないように実行するのが
3ヶ月に1度定期検査に来ますが、来るだろうという日の10日ほど前から連続運転してます。
Posted by ボッケニャンドリ at 2014年07月31日 08:40
ボッケニャンドリさん コメントありがとうございます。

私も数年前にタイマーの内部電池切れで停止したことがありました。
その時はたぶん1週間くらい止まっていたかもしれませんが、
悪臭などの不具合は確認できませんでした。
ふだんは週に1回程度、作動しているか見に行きます。

それ以来、電池を2年半ごとに交換する予定を
パソコンに表示するようにしました。
タイマーの不具合は要注意ですね。

定期検査の10日前からの連続運転していれば確実ですね。
わが家にはキッチリと点検予定日に来るので当日の朝に連続運転にしています。
Posted by DIY建築士 at 2014年07月31日 18:21
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