2015年11月11日

床下の断熱材は要確認

P1240244.JPG住宅専門誌の調査データによると半数の住宅では
床下の断熱材が落ちていたということです。
とりあえず点検することをお勧めします。

落ちた断熱材の放置は省エネ性能と快適性を
確実に低下させます。
床暖熱の場合はどんどん熱が逃げていきます。

数年前に住宅のトラブル対応でこんなことがありました。

「部屋の床に水たまりができるので、見てくれる?」

水たまりができる場所は寝室のクローゼットの床。
暖房器具は開放型石油ストーブ。
詳しく聞くと、そこは増築した部分であることを確認しました。(やっぱり)

これは現場を見るまでもなく、電話中に原因がわかりました。
原因は単純で増築部分の床下に断熱材を入れなかっただけ。
理由は設計でのコストダウンか工事での手抜きです。

床に断熱材がない部分だけ表面温度が下がるので
結露が起きて水たまりになるのです。
開放型石油ストーブは水蒸気を大量発生させるので
ハッキリと結露が起こりますが、エアコンだとたぶん結露は起こりません。

一般常識からすればこの施工状態は非常識ですが、建築業界では普通のことです。
相当な期間ばれないし、ばれたら指示されなかったので断熱施工しなかったとして
後に有償工事として受注できます。

増築の設計図面に断熱材の指示があったらアウトですが、
それも施主が施工図面を保管していなければ逃れられます。

対策は床下にもぐって下からボード状の断熱材を隙間なく入れること。
床下に入れなければ寝室の床に点検口を作ってそこから入って作業を行う。
この作業を増築工事を行った工務店に依頼するようにアドバイスしました。

そして断熱工事後は水たまりは発生しなくなりました。
なお、この住宅の施主は富裕層です。(駐車場にはメルセデス他2台)
それなのにこういう杜撰な工事をしてしまうのが普通の建築業界です。

床下の断熱材は一部でも落ちていたりずれていると
確実にそこだけ室内の床表面温度が下がります。

暖房効率が悪化するだけでなく
そこに集中する形で結露や水たまりが発生します。
見えないところで慢性的に発生していればカビや腐朽の発生に繋がります。
posted by DIY建築士 at 11:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 施工不良に注意! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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