2016年07月28日

制振ダンパーが普及拡大

P1260234.JPG最近の地震で判明してきたこと。
それは最新の建築基準法で建てた住宅も
倒壊したり全壊半壊していることです。

実物大の振動実験で長期優良住宅が
倒壊する結果が出ていましたが
実際の地震でも結果が出てしまいました。

P1260235.JPG住宅建築専門誌でこの事実が問題視されています。

日経ホームビルダーの調査で耐震性能に関しては
今後推奨する住宅の仕様として36%(約250人)の
建築関係者が制振ダンパーを組み込むと回答しています。
制振ダンパーがメジャーな耐震対策になってきました。

わが家に設置したDIY制振ダンパーは3年が経過しましたが
効果を発揮するほどの地震はまだ経験していません。
しかし日本全国での被災状況を調査しているなかで
効果を発揮した制振ダンパーの実績が認知されてきました。

今後は制振ダンパーが大きく普及するのではないかと思います。
そうなれば大地震での戸建て住宅の損傷や倒壊は激減します。

P1260231.JPG効果を簡単に説明すると耐震性能だけ強化した住宅は
最初の一撃の地震には耐えられるかもしれないけど
繰り返されることは想定していないので倒壊の可能性大。

制振性能を追加した住宅は変形を抑え込むだけでなく
繰り返される地震にも対応するので倒壊の可能性は低く
損傷も抑え込めるので住み続けられる可能性大。

しかし低予算で建てる住宅や集合住宅には採用されにくいので倒壊のリスクを抱えます。
日本は地震国なのだから建築基準法で制振性能を義務付けてもいいと思います。

制振ダンパーを設置する費用は太陽光発電やエコキュートよりはるかに低価格。
住宅業界はスマートハウスとかゼロエネルギーとかを売りにしている場合ではない。
省エネ設備と倒壊防止、どちらを優先するのかよく考えるべきです。
(これは住宅メーカー、工務店、設計事務所が考えるべきこと。)

世界一となった自動車産業の自動車部品であるダンパーを住宅産業で
流用できるのだから日本の産業にとってもプラス効果があるはずです。

(画像は全て日経ホームビルダーより)
posted by DIY建築士 at 08:06| Comment(5) | TrackBack(0) | DIYで災害に対する備え | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
以前から、興味あります。

やっぱり拝見させていただいたほうがよろしいのでしょうか…
Posted by ゆきぽ at 2016年07月28日 10:08
ゆきぽさん コメントありがとうございます。

わが家がDIYダンパーを設計設置して3年が経過しました。
この間に自動車部品を流用していると思われる複数の
制振ダンパーが販売されています。

そういったメーカでは、その特徴や制振効果に
設置実績などをWEBサイトで見ることもできるし
資料請求すればDVDを送ってもらえます。

当方で製作している制振ダンパーもほぼ同じものなので
それ以上の説明やアピールはありません。
大きく異なるのは価格だけです。

ですから採用の判断であれば他社の説明や資料で
十分だと思います。

DIY制振ダンパーを採用していただいた施主の方は
全員がわが家の設置例を見に来ることなく採用されてます。

なお、新築時でのダンパーを設置は簡単ですが
既存の住宅への取り付けはハードルが高いです。
(工事負担と費用負担)
Posted by DIY建築士 at 2016年07月28日 13:23
返信いただきまして、ありがとうございます。

既存宅への設置検討なので、もう少し情報収集したいとおもいます。

ありがとうございます。
Posted by ゆきぽ at 2016年07月30日 09:33
初めまして、ネットで「屋根裏 制振ダンパー」と調べてたどり着きました。
屋根裏に入れても効果があるのでしょうか?
その考えをお差し支えなければ、ご教示頂けませんでしょうか?ダンパーの値段も教えて頂けますか?
よろしくお願い致します。
Posted by ゆうじ at 2017年02月15日 21:57
ゆうじさん コメントありがとうございます。

地震時には建物全体が揺さぶられるため
制振ダンパーを屋根裏だけに設置しても
建物全体としての効果は期待できないと考えます。

屋根に重量物を積載しているなどの場合には
屋根構造の損傷防止効果を期待できますが、
建物全体に対する制振効果は期待できません。

制振ダンパーを採用されるのであれば原則として
1階の天井付近の梁と柱への設置が必須です。
よって、新築時でないと設置工事は困難です。

それに付加して屋根裏への追加であれば
より大きな制振効果の向上を期待できると思います。

なお価格は以下のページの取扱説明書に記載しています。
http://diy-resort.seesaa.net/article/368701348.html
Posted by DIY建築士 at 2017年02月15日 22:50
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