2018年07月02日

予想以上の換気トラブル

P1310546.JPG日経ホームビルダーの今月号は
換気トラブル特集でした。

熱交換タイプの24時間換気システムは
相変わらずトラブルが多発しています。

ダクトに結露水が滞留
フィルターに大量の汚れ
P1310547.JPG換気運転で異音が発生
熱交換なのに光熱費増
ダクトを曲げすぎて風量不足
うるさい、寒いで運転止める

予想外だったのはダクト内に結露水が
バケツで受けるほど溜まっていたという事例。
これはダクトに接する断熱材の施工不良か
経年劣化でずれたり縮んだりして発生します。
事例では天井裏ダクト30pの断熱不良で結露水が溜まりました。

これは発生率が高そうだけど、発覚率は低そう。
カビ臭が出るか室内がカビないと気付きません。
参考事例の住宅は築12年で発覚しています。

やはり熱交換タイプの換気システムは
非常にリスクが高いことが明らかです。

これから新築を計画されている方には
非熱交換タイプの常時換気システムを強くお勧めします。
posted by DIY建築士 at 07:54| Comment(0) | 24時間換気システム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月28日

CO2モニターが壊れた

P1300370.JPG二酸化酸素モニターの表示がおかしい。
CO2濃度の表示が5000ppm以上で固定表示。
電源を何回入れ直しても変わらず。故障ですね。

10年ほど前に購入したもので4万円以上する
製品なので修理を検討したいところですがで、
Amazonで探すと他にも安価な製品があるので
修理は検討せず製品寿命とみなしました。

このモニターはなくても生活に支障はありません。
しかし、CO2濃度の数値で換気不足や常時換気設備の
トラブルを監視できます。

監視といっても常時監視する必要はなく、
1日1回数分作動させれば換気システムの正常運転を確認できます。

高気密住宅は換気システムにトラブルがあるとCO2濃度が上昇します。
700-900ppmの数値なら正常に換気されていると判断できます。

常時換気システムのアルデは新築後17年以上ノントラブルですが、
そろそろモーターに不具合が起きる予想をすべき時期。
監視はしておきたいので再設置。

P1300396.JPGAmazonで1万円以下で購入したのがこれです。
カスタム (CUSTOM) CO2モニター CO2-mini

CO2濃度と温度だけの機能ですがとても小さく
これで十分。デザインもホワイトでシンプル。
赤黄緑の警告灯に至る数値はカスタマイズ可能。

なお電源はUSB給電なので余っていた
iPadのアダプターを使いました。(付属品はケーブルのみ)

数値を見る限り以前と同様なので大きな誤差はないようです。
posted by DIY建築士 at 13:11| Comment(0) | 24時間換気システム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月26日

24時間換気のファンモーター

P1210667.JPG常時換気システムはほぼ24時間連続運転です。
新築時の設置から17年以上経過した現在も
モーターからの異音などなく正常作動しています。

同様の換気設備であるキッチンのレンジファンの
モーターは異音が出たことで15年でベアリング交換を
DIYで行いました。

数百円のべアリング交換だけで異音の発生が解消し
新品時と同じように静かに運転するように復旧したので、
劣化したのはモーター内部のベアリングだけです。

レンジファンのモーターが運転するのは1日3時間程度、
24時間換気システムの運転時間はその8倍以上になります。
それが17年を経た今でも正常運転しています。

これはモーターの基本設計が違うのではないかと思います。
異音が出たレンジファンのモーターは意外なことに日本製。

P1210664.JPG24時間換気システムはARUDE(アルデ)という
フランスのメーカーでモーターを確認すると
Made in Germanyと表示がありました。

ドイツ製のベアリングが高耐久か専用設計なのか、
日本製のレンジファンの寿命設計の前提が短いのか?

常時換気システムは日本では歴史が浅いため
耐久性能では負けている分野かもしれません。
http://www.arude-jp.com/arude.html

メンテナンスは給気フィルターの掃除を年に1回とファンの清掃を2年に1回。
故障もないので24時間換気システムのメンテナンス費用はゼロです。
空調設備は住宅の基幹システムなので長期の安定稼働は重要です。

異音が出るようになったら、たぶんベアリングの寿命だと思いますが
そのときはベアリング交換できるのか、ベルハンマー潤滑剤で延命できるか?

モーター交換になればDCモーター化が可能かもしれません。
posted by DIY建築士 at 07:46| Comment(0) | 24時間換気システム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年11月18日

24時間換気を止めるとき 2014

24時間換気にアルデという製品を使用しています。
強制的に排気のみを行うタイプで熱交換機能はありません。

この製品では換気量を3段階でコントロールできます。
通常のノーマルモード、多人数がいるときのHIモード、
そして留守中などのLOWモードです。
換気を停止するスイッチは通常はありません。
清掃時などは電源ブレーカーで運転を停止します。

しかし、わが家では電源スイッチをあえて追加しました。
設計当初のスイッチ設置の理由は、入浴時に換気を止めるためです。
冬は入浴時に換気していると風を感じて不快だからです。
これは入居前のマンションで感じていたことでした。

スイッチはバスルーム入り口とリビングルームのどちらからも
ON/OFFの操作ができるように配線して運転状態をパイロットランプで
確認できるようにしてあります。
これは入浴時停止後の点け忘れ防止策です。

このように浴室で換気による空気の動きが不快なので
入浴中・シャワー中だけは24時間換気を停止していました。

しかし、3年ほど前から換気を停止しなくなりました。
停止する必要がなくなったのです。
その理由は風量コントロールを通常時でLOW(留守)モードにしたからです。
これだと浴室内に裸でいても風を感じません。

P1220188.JPG通常時でLOW(留守)モードにしたのは居室内の
二酸化炭素濃度をリアルタイムで測定する
モニターによってLOW(留守)モードで
十分な換気量であることが確認できたからです。
1000ppm以下であればOKとして管理しています。

換気量を減らす時には意識していませんでしたが
結果的に入浴時の換気ON/OFFの操作が不要になりました。

よって24時間換気を止めるのは窓を開けるときだけとなりました。
例外として黄砂や花粉の飛散が多いときは止めています。

天気のいい日には1階と2階の窓を少しでも開ければ、
煙突効果によって、十分な自然換気が発生します。
これは温湿度の変化やCO2モニターで確認できます。
posted by DIY建築士 at 10:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 24時間換気システム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年11月23日

全熱交換の誇大広告?

住宅に使われる24時間換気システムには
熱交換しないタイプと熱交換をするタイプがあります。
単純に省エネ効率で判断すれば熱交換を行う方が有利です。
メーカーや工務店などがメリットだけを強調して
広告するのは仕方ありません。

しかし、メンテナンス頻度の大きさやトラブルの発生率、
そして機器の消費電力などを総合的に判断すれば一方的に有利とはならず、
それぞれのメリットとデメリットを十分に理解した上で、使用者(居住者)が
判断すべき選択です。

換気システムという住宅設備はダクトの配管など新築時に設置したものを
後で交換するのはほぼ不可能と考えた方がいい設備です。
後から設置できたり交換できるエアコンとは全く異なる空調設備です。

この空調機器は施主が機器の指定をすることは少なく、
住宅メーカーや工務店の採用判断で決まってしまいます。

P1190292.JPG建築関係の月刊誌に「建築知識」という専門誌があり、
先日のジャパンホームショー2013で特別号を配布していました。

その特別企画記事を見て、これは???と思ってしまいました。
セミナーで講師をするような建築設計事務所の代表が
特定メーカーの全熱交換の24時間換気システムをべた褒めです。

その記事では機器の性能評価を計算上のシミュレーションで
行っており、筆者がその計算結果に驚いたとなっています。

P1190289.JPG私も驚きました。
そのシミュレーション結果によると
夏の場合は熱交換をしない24時間換気ではエアコンを
丸1日以上運転し続けても室内湿度が約78%以下に
できないことになります。(図2)
その記事の製品だと運転開始20時間後に約58%まで
除湿できるとの結果です。

P1190291.JPGこのシミュレーション結果が、
今年の夏にエアコンを設置したわが家での実測結果と
あまりにも乖離があるので驚いたのです。
わが家は熱交換をしない24時間換気(第3種換気)です。

わが家に設置したエアコンでは2階の廊下に設置した1台で
運転開始5時間後には1階リビングの湿度が70%以上から56%まで下がりました。
エアコン1台で全館冷房

シミュレーションの条件(表2)とわが家を比較しても、
建物の床面積と気積はわが家の方が大きく不利になります。
しかもエアコンは4万円台で購入した100V仕様で2.8kWの機種1台です。

専門誌の特集記事で有名な設計事務所の代表がこういった記事を
書けば、そのメーカーの売り上げは伸びるのでしょうが・・・。
高気密住宅の居住経験や施工経験がないのでしょうか?
そうだとしても、この計算結果に設計者として疑問を持たないことが不思議。

シミュレーション結果としての記事なのでウソをついていることにはなりませんが
他の換気方式が著しく劣る(除湿できない)と説明する広告になっています。

あまりにも実際とかけ離れたシミュレーション結果で
特定機種を推奨するのは一般の製品広告と同じレベルです。

家電などは採用決定者=使用者が比較検討して最終判断するのだから
こういった広告記事があっても仕方がないかと思いますが・・・。
この記事を信じて採用する設計者と施主がいるとすれば気の毒なことです。
posted by DIY建築士 at 10:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 24時間換気システム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年10月29日

熱交換タイプの24時間換気

熱交換タイプの換気システムのメンテナンスはかなり面倒です。

P1120921.JPG熱交換型第1種換気の機器メーカーの説明では、
室内側の吸い込み口は掃除機で2週間毎の清掃、
ユニット内部のフィルターは半年に1回の清掃、
熱交換素子と吸気口は年に1回の清掃、
そしてフィルターは寿命を判断して交換するように
日常の必須メンテナンスについて指定しています。

P1120913.JPGフィルターの清掃や交換などのメンテナンスを怠ると
かび臭い空気を住宅内に循環させたり、
フィルターの詰まりで換気されなかったりといった
健康を害すような室内環境となるケースが
起きるため、住宅専門誌で何度も取り上げられています。

普通の住宅では隔週程度のフィルターの掃除を
怠ると詰まってしまい換気機能が落ちるようです。

P1120922.JPG熱交換タイプの換気システムは、
冷暖房の省エネというメリットに対して、
初期投資コストとランニングコスト、
そして生活上の必須メンテの負担、
さらにメンテナンスを怠った場合の
健康被害のリスクが過大です。

また、換気が熱交換ユニットを通るため、圧力損失が発生する分、
ファンの負担が大きいので消費電力(通年24時間)も大きくなります。

しかし建築事業者にとっては大きなメリットがあります。
住宅の省エネ性能評価を優位に見せることができるからです。
他社との性能評価競争で優位に見せるために標準採用する可能性は高いです。
そのため、性能維持に必要な清掃作業の頻度と重要性について
理解のないまま(知っていても)採用するケースが増えてくると思います。
熱交換式の換気システムの問題点については全熱交換型も顕熱交換型も同じです。

熱交換型の採用を検討するのであれば、メンテナンスと
ランニングコストについて十分に理解した上での判断が必要です。
フィルターの清掃や交換は高齢になっても継続しなければなりません。
posted by DIY建築士 at 07:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 24時間換気システム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年10月26日

24時間換気の清掃(非熱交換式)

P1080418.JPGわが家で採用している換気システムは、浴室や
キッチン・トイレなどの強制排気を行う部屋の天井に
排気ダクトを設置して、それらを天井内のダクトで
集中排気設備に接続して住宅外に排気します。
(屋根裏と地下室にも排気ダクトあり)

排気のみを動力ファンで行うことで、負圧となる建物に
居室の外壁面に取り付けた給気口から自然給気します。
建築の分野では第三種換気システムと呼ぶ方式です。
消費電力はノーマルモード34W、留守モード18Wで
1人での在宅時(ほぼ半日)は留守モードで十分な換気ができています。

この換気システムはフランス製のアルデという製品で
30年以上の実績があるので簡単には壊れない製品だと思います。
わが家は12年が経過しており、20年程度は故障せずに運転してほしいものです。

このシステムではメンテナンスとして3か所の清掃が必要です。

P1210649.JPG排気ダクトの部分(天井面なので常に目視が可能)
ここは2か月に1回程度グリルに付着した埃を
ティッシュなどでふき取ります。
1か所2分程度で終了します。

給気フィルターの部分
(居室内のカバーを開けると内部のスポンジを取り外し可能)
ここは6か月に1度の目視点検と2年に1回のスポンジフィルターの水洗いをしています。

P1080419.JPGもっとも手間がかかるのはファンの清掃です。
これは浴室の天井部分に設置しているので脚立を使い
天井点検口から入ります。
小屋裏に入ってから機械本体のカバーを開けて
やっとファンが見えるようになります。

このファンは取扱説明書によると
年に1回の点検を指示されていますが
2年程度では汚れやほこりの付着がほとんどありません。

現状であれば5年に1回でもよさそうですが、
点検は汚れだけでなくモーターやファンの異常や、
コンデンサの劣化、ベアリングのがたつきなど
機械部分の点検を兼ねて2年毎に点検清掃をしています。

P1080435.JPG前回の点検から2年後に点検しましたが
やはり清掃の必要はないと思える程度でした。
絞った雑巾でファンと周囲を拭いても
写真の程度の汚れしか付着しません。
このシステムを採用している住宅のBLOGを見てみると
みなさん汚れが少ないようです。
posted by DIY建築士 at 17:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 24時間換気システム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年10月23日

24時間換気の機能診断

2000年に建築した我が家で採用している換気システムは
浴室やキッチン・トイレなどの強制排気を行う部屋の天井に
排気ダクトを設置して、それらを天井内のダクトで
1つの集中排気設備に接続して住宅外に排気を行います。

この排気のみを動力ファンで行うことで、負圧となる建物の中に
居室の外壁面に取り付けた給気口から自然給気するシステムです。
建築の分野では第三種換気システムと分類されます。

24時間換気は高気密住宅の室内空気を常に入れ替えることで
以下の機能を目的としています。

1 建材や家具・家電製品から発生する有害化学物質の排出
2 人間の呼吸による二酸化炭素の排出、
3 キッチンやトイレ、浴室等からの水蒸気と臭気の排出

しかし、24時間換気が建築基準法によって義務付けられたものの
その目的や機能を建築事業者や居住者が理解していないために
メンテナンスがされずその機能を果たしていないどころか
室内空気環境を悪化させているケースも建築専門誌では頻繁に取り上げられています。

省エネを目的として換気システムのスイッチをOFFにしている例も・・・。
換気システムのスイッチがONになっていても、機能していないケースがあります。

ダクトで集中排気している換気システムであれば簡単に確認する方法として、
室内の天井にある排気口からきちんと空気を吸っているかをチェックすれば判断できます。

P1120884.JPG簡単な方法として排気グリルにティッシュをあてて
負圧で貼り付けばきちんと排気していることがわかります。
これをすべての排気口で確認すれば安心できます。

ティッシュが貼りつかず落ちてしまうようなら
換気機能が正常に働いていません。

そのほかに換気機能を確認する方法としては室内の二酸化炭素濃度を
計測機器でモニターすることでも可能です。

これは数値とシグナルアラームが表示されるので、1人滞在時700rpm前後から
ガスレンジ使用時の1000ppm越えまでリアルタイムで確認できます。
来客でリビングに5人程度集まるとみるみる濃度が上がったりするのがわかります。
そういったときは、換気システムを強モードにするか窓を少し開けています。

また、冬季に結露が激しくなってきたりしていたら、それも換気システムが
正常に機能していない症状の一つです。(水蒸気の排出不足)

換気システムの機能維持は、家族の健康だけでなく住宅の寿命にも
影響することなので常に意識することが必要です。
posted by DIY建築士 at 14:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 24時間換気システム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年10月14日

常時換気 熱交換タイプは危険

P1240764.JPG今後、常時換気の方式を検討されるのであれば
熱交換タイプだけは避けることをお勧めします。
熱交換タイプは換気する空気の熱を回収するという
冷暖房費の省エネが目的の高額な装置ですが
その効果に見合わない大きな危険を抱えています。

P1240765.JPGなにが危険かというとカビや埃などで汚染された
空気が住宅内を循環して健康被害に至る危険です。
その原因はフィルターです。
毎週のように掃除をしないと埃やカビが堆積する
可能性が高く、そうなれば24時間カビの胞子を
住宅内に循環させる装置になってしまいます。

さらにフィルターの埃が換気量不足の原因となり
住宅内の水分の排出不足が発生することで
断熱性能の弱い低温部分で結露が起こり、
それがカビ環境を悪化させる悪循環を加速させます。

P1240766.JPGこれを避けるには頻繁な清掃しかありません。
メーカーの指示では、室内側のフィルターは
最低でも2週間に1回掃除機による掃除、
ユニット内部のフィルターが半年に1回、
熱交換素子と給気口は1年に1〜2回との指定です。
メンテナンスは一生続けなければなりません。

この頻度でのメンテナンスを怠るとカビが住宅内を
循環してしまうリスクを事前に知っていたら
この装置を採用するでしょうか。
契約時に十分に説明していないのではと思います。
建築業者も理解していない可能性が高いです。

P1240767.JPG現在、この装置を採用した住宅でのトラブルが
建築専門誌でときどき取り上げられています。

このことは従来から空調の専門家が注意喚起を
していますが住宅建築の現場ではまだまだ積極的に
採用するハウスメーカー・工務店が多いようです。

熱交換なしの換気システムより省エネ性能を数値上は有利に
見せることができる上、高額商品なのでハウスメーカーや
工務店にとっては魅力のある商品です。

この写真は日経ホームビルダー(住宅専門誌)で取り上げられた記事です。
健康被害のリスクと面倒なメンテナンスの負担を避けるために、
熱交換タイプは採用しないことをお勧めします。

トラブルが発生すれば省エネどころの問題ではありません。
このリスクは全熱交換も顕熱交換も同じです。
posted by DIY建築士 at 16:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 24時間換気システム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月30日

24時間換気を止めるとき

換気ファンには3段階の風量コントロールはありますが
換気を停止するスイッチは通常はありません。
清掃時などは電源ブレーカーで運転を停止します。

しかし、わが家の場合は電源スイッチをあえて追加しました。
設計当初の電源追加の理由は、入浴時に換気を止めるためです。
夏季以外は換気による空気の動きが寒さと感じます。
ですから、入浴中・シャワー中だけは24時間換気を停止します。

このスイッチは、バスルーム入り口とリビングルームのどちらからも
ON/OFFの操作ができるように配線してあり、
運転状態をパイロットランプで確認できるようにしてあります。
これは停止した後の点け忘れ防止策です。
換気を止めずにシャワーを浴びる期間は、6月から9月までくらいです。

その他に、天気のいい日には、1階リビングのサッシを20cm程度と
2階の3つの寝室の各サッシを20cm程度開けて、換気システムを
停止することがあります。

P1230270.JPGこの状態で30分程度経過すると、
二酸化炭素濃度は500ppm以下になります。

この数値から判断すれば、機械換気をとめても
窓を開けることで十分な自然換気があるので、
24時間換気システムを停止して差し支えありません。

ただし、浴室(乾燥前)とトイレ(使用直後)の換気が
必要なときは停止してはいけません。
posted by DIY建築士 at 08:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 24時間換気システム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年06月28日

24時間換気 わが家の場合

P8260006.JPG24時間換気にアルデという製品を使用しています。
この製品は換気量を3段階でコントロールできます。
ノーマルモード、多人数がいるときのHIモード、
そして留守中などのLOWモードです。

この10年間は原則ノーマールモードでしたが、
先日から終日原則LOWモードで運転することにしました。
理由は二酸化炭素濃度のモニターを設置したことで
LOWモードの運転で1000ppmを超えないことがわかったからです。

朝起きて、リビングの空気環境モニターのスイッチを入れると
二酸化炭素濃度は毎朝ほぼ600〜700ppmです。
雨の日などの窓を閉め切った状態で家族が3人リビングダイニングで
過ごしてもLOWモードの運転のままで終日900ppm以下を維持します。

平日など家族が外出し私が1人のときは、窓を閉め切っていても
600〜800ppmの範囲で安定しています。
窓を少しでも開ければ500ppm程度まで下がります。

LPガスを使っての夕食準備中もレンジファンを使っていれば、
Co2濃度は1000ppm以下を維持しています。
レンジファンを回さずにガスを中火以上で使うと1000ppmをすぐ超えます。
Co2が1000ppmを超えると空気環境モニターの赤ランプが付くので
それに気づいてレンジファンを回すこともあります。

夕食後は3人でリビングにいる状態でCo2濃度は800ppm以下です。
そして翌朝までそのままです。

P1230270.JPGこのように空気環境モニターの監視で、
換気が正常に行われているか、
そして必要以上に換気していないかを
確認できるようになりました。

結果として、わが家の場合はLOWモードで
十分な換気量が確保できていることが
確認できたので、原則LOWモード運転にすることにしました。

これで電気代が安くなりモーター寿命が延びれば大きなメリットです。
各モードの消費電力は以下のとおりです。
Hi:47.3W/h、N:33.5W/h、Lo:17.8W/h
ラベル:24時間 換気
posted by DIY建築士 at 15:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 24時間換気システム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年05月21日

24時間換気ファンの清掃

P8260006.JPG常時換気は、各部屋が外壁面から
フィルターを通して取り込んだ外気を、浴室や
トイレの天井に設置した4箇所の排気口から吸い込み、
ダクトで1つのボックスに集中して排気しています。

これは、アルデ(フランス製)というシステムで、
使用しているファンは、シロッコファン1個です。

ファンの清掃を2年ごとにしているので、10年経って5回目の清掃をしました。

24時間換気の電源を停止した後に、
2階浴室の天井の点検口から屋根裏に入り作業します。
6本のビスを外すと、ファンに触れるようになります。

前回も同様でしたが、やっぱりほとんど汚れていません。
ファンのボックス内にゴミや埃ががたまるということはなく
ファンの羽にうっすら埃が付いている程度でした。

このボックス内に掃除機を使うほど埃があったのは、
床の張替えリフォームをしたあとの清掃時だけだった気がします。

今回は掃除しなくてもいいかなと一瞬思いましたが、
ファンの羽の拭き掃除だけして終了にしました。
なお、金属クリップの付いている羽がありますが
これはバランサーだと思うので外してはいけないと思います。

このシロッコファンのモーターの寿命が気になりますが、
製造国のフランスでは30年以上前から常時換気が
義務づけられているようなので長い寿命を期待しています。
30年くらい持つといいんだけど・・・。
ラベル:換気 アルデ
posted by DIY建築士 at 09:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 24時間換気システム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年11月16日

24時間換気の気流制御

P1180063.JPG24時間換気の給気口は
各寝室外壁面の天井付近にありますが、
ベッドの場所によっては顔の部分に
冷気が下りてくるのを感じます。

この給気は外気がフィルターを通って、
そのままの温度で室内に入ってくるので
真冬にはマイナス10度以下の外気が入ってきます。

その空気が天井付近の室温で暖められながら
室内に拡散するのですきま風のような不快感にはつながりません。

しかし、冷えている空気は重いので直下がベッドの枕部分だと顔に冷気を感じます。
この冷気の落下が頭部以外なら布団をかぶっているので何も感じません。

そこで、冷気の進行方向を変えて解決することにしました。
写真のように給気口に気流の向きを変えるカバーを付けました。

とりあえずの実験なのでカップ麺の容器を使っていますが、
これはプロトタイプです。マスキングテープで固定すれば脱着自在です。

これで寝ているときに頭部に降りてくる冷気はほとんど感じなくなります。

プロトタイプですが壊れないので5年くらい使っています。
これを使う時期は11月から4月までです。
外気をかすかに感じたので本日取り付けました。
ラベル:24時間 換気 気流
posted by DIY建築士 at 11:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 24時間換気システム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月25日

二酸化炭素濃度 急上昇!

P1160907.JPG先日の連休に息子のいとこ家族(3人)が
遊びに来たときに、リビングの二酸化炭素濃度が
1500ppmを超えました。

調理時以外では二酸化炭素濃度が
1000ppmを超えることはありません。
住宅内に3人の場合と6人の場合でははっきりと数値が変わりました。

このときに生理的な不快感などはありませんでしたが、
1000ppmを超えると測定器のランプが赤く光るのが気になるため
24時間換気の換気量をHIGHモードに変えました。

安全な二酸化炭素濃度として建築基準法、ビル衛生管理法では、1000ppm以下、
WHO(世界保健機構)では、920ppmを基準値としているようです。

高気密設計の住宅なので、暖房や結露、構造材の乾燥状態については
快適な状態で安心して過ごせる半面、
二酸化炭素濃度の上昇(換気不足)は気になります。

ちょっと窓を開けるだけでも、すぐにCO2濃度は下がります。
しかし、寒くて窓を開けたくない季節や就寝中は
24時間換気の換気量の調節で対応可能です。

24時間換気装置は、フランス製のアルデという製品を採用しています。
http://www.arude.co.jp/
posted by DIY建築士 at 16:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 24時間換気システム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月26日

室内空気環境(寝室)

P1180172.JPG寝室の空気環境は、1日の約1/3の時間を無意識で
過ごすので健康上の影響は小さくないと考えます。

24時間換気をしているものの、実際の空気環境を
知っておきたいと思っていました。

CO2は、学校環境衛生、ビル管理法等の許容基準濃度の1000ppmを超えると
呼吸器・循環器・大脳などへの機能に影響が見られるというデータがあるので
自分の寝室が1000ppm以下であることを期待して測定を開始しました。

二酸化炭素濃度は、1000ppmになると緑ランプが赤ランプに変化します。

使用した測定器はとても感度がよく、
VOC(揮発性有機化合物)濃度は赤・黄・緑のシグナルを表示します。
布団の中でおならをしたらベッドサイドに置いた測定器のランプが
数十秒で赤く点灯し感度のよさに驚きました。
おならは揮発性有機化合物なのでしょうか?

最初に、従来の条件で測定してみました。
ドアを閉め、24時間換気の換気量レベルはLOWです。
給気口は窓の上部の壁にあり、換気される空気はドアの下の隙間を抜けて
廊下に出て行きます。
その先は、洗面ルームを抜けて浴室から排気される経路になっています。
ですから、寝室のドアには換気のためにアンダーカットという隙間が15mmあります。

寝るときの二酸化炭素濃度は800ppm程度でしたが、
朝起きたら1450ppmありました。ランプが赤く光っています。

これは、対策をしなければと思い、翌日は換気量レベルをNORMAL(標準)にしました。
その結果、1300ppm程度まで下がりましたがランプは赤く光っています。
数日間様子を見ましたが、測定値はほぼ同じです。

なんとか1000ppm以下に下げたいので、ドアを少し開けて寝ることにしました。
ドアを5cm開けておくと翌朝の二酸化炭素濃度は800ppm程度でした。

寝室から廊下に抜ける換気面積不足ということがわかったので、
ドアのアンダーカットを大きくしてみることにしました。

当初は、床から15mmの隙間がありましたが、
これを35mmになるようにドアをカットしました。
その結果は、ほとんどかわりませんでした。

そこで、アンダーカットが50mm、そして70mmになるまで
ドアをカットしました。(写真の状態)
これで、1200ppm前後まで下がりるようになりましたが、ランプは赤く光っています。

これ以上にドアをカットするのは、ちょっと抵抗があるので
ドアを1cm位開けておくことにしました。

ドアを少し開けるだけで、1000ppm以下に下がり
24時間換気の換気量レベルはLOWでも大丈夫でした。
しかし、ドアを閉めるなら換気量レベルはNORMAL(標準)にします。

寝室でこのCO2レベルが、健康的な環境なのかどうかはわかりませんが、
1000ppm付近までCO2レベルを下げる対策を行ったので、とりあえず良しとしました。

今後は、このままで行くか、さらにドアの上部を10mm程度カットする案を考えてます。

対策前のCO2レベルでも、起床時に慢性的な不快感や頭痛を感じたことは、
全くなかったのでこれで十分なのかもしれません。

あとは、個人差があると思うので家族それぞれの部屋での測定と対策が必要です。

使用した測定器はこちらです。
http://www.tech-jam.com/items/MB-530.phtml


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2009年02月17日

室内空気環境(リビング)

P1170418a.JPG室内空気環境モニターを設置してみて、
二酸化炭素濃度は、ちょっとしたことで
ずいぶん変動していることがわかりました。

住宅内の人数、調理でガスコンロを使用した時など
すぐに反応します。
室内環境基準の1000ppmになると緑ランプが赤ランプに変化します。

二酸化炭素の人体への影響は以下のとおりです。

360ppm:一般大気濃度
400〜600ppm:市街地外気
700ppm:多人数、長時間在室の場合の許容濃度
1000ppm:学校環境衛生、ビル管理法等の許容基準濃度
       呼吸器・循環器・大脳などへの機能に影響が見られる。
5000ppm:長期安全限界濃度
20000ppm:呼吸量増加

安全な二酸化炭素濃度として建築基準法、ビル衛生管理法では、1000ppm以下、
WHO Indoor Air Qualityでは、920ppmを基準値としているようです。

換気回数が0.1回/h程度の超高気密住宅の寝室(8畳)での、
CO2濃度は深夜から明け方にかけて二人が眠っている場合、
最高4000ppmにも達することがあると報告されているそうです。

一番知りたかったのは、リビングの通常の環境と寝室の空気環境です。

まずリビングですが、一人でいるときには換気システムの留守モード(LOW)でも
二酸化炭素濃度は800ppm以下で推移していることがわかりました。

ただし、調理中などは、一時的に1000ppmを越えることもあります。
プロパンガスの燃焼で、二酸化炭素が出ることを知りました。
調理は一時的なものであり、1200ppmを越えることはないようなので
問題なしと判断しました。

この測定結果から、一人でいるときには換気システムの留守モード(LOW)とし、
家族が複数のときは、標準モード(NORMAL)にすることにしました。

リビングの目に付くところに室内空気環境モニターを設置しているので、
赤ランプが点灯(1000ppm以上)したら換気量を上げるようにしています。
こういうことは数日に1回程度しかありません。

寝室については対策が必要でした。後日掲載します。
posted by DIY建築士 at 22:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 24時間換気システム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月11日

室内空気環境

P8260006.JPG
自宅にはダクト配管式の24時間換気を採用しています。
給気口は1階に1箇所、2階に3箇所です。
排気口は、キッチン、トイレ2箇所、浴室で4箇所です。

換気システムの換気量設計時に、
室内の空気が2時間で1回入れ替わるという設計で
モデルの型番を選択していますが、実際にはどうなのかはわかりません。
換気量の調整用の3段階のスイッチの効果も良くわかりません。

しかし、結果的には暮らして10年近く経ちますが、
健康上の不具合を感じたことはありませんでした。

住宅の換気の目的は、生活により発生する水蒸気の排出と
居住者の呼吸により発生する二酸化炭素の排出です。
換気量での目安は、室内の空気が2時間で1回入れ替わる程度としていますが、
空気の汚染レベルの測定には、二酸化炭素の濃度が用いられています。

24時間換気しているものの、実際の空気環境がどうなっているのかを知りたくなり
室内空気環境モニターを設置して二酸化炭素の濃度を調査することにしました。

これにより、24時間換気の換気量調整用の3段階のスイッチを
さらに有効に利用できるのではないかという考えもありました。
例えば、通常は標準モードでなく、LOWモード(留守時用)でも
いいのではないかというようなことです。

調査の結果、いろいろなことがわかってきました。
後日、掲載します。

posted by DIY建築士 at 13:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 24時間換気システム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする