2018年09月08日

ウッドデッキの床板1枚を交換

P1320025.JPG昨年あたりから気になっていたデッキの床板。

この1枚(約4m)だけが腐朽しており、
踏むと2か所でしなります。
この板材だけが劣化品だった感じがします。

場所がガレージ入口とリビングサッシの動線にあり、
歩行頻度が高い場所で、踏み抜きを心配するほどでは
ないのですが、踏み心地が気持ち悪いので
この1枚だけ交換することにしました。

5年前にデッキの改修工事をして以来初めての床板交換です。

材料は5年前の工事時に余った床板が10枚ほど
デッキ下に放置してあったもので、これが驚くほど傷んでません。

交換作業を開始して、すぐに感じたのが作業負担の軽さでした。

P1320027.JPG以前のデッキは釘打ちによる固定だったので
くぎ抜きを使い、手間も時間もかかりましたが
改修ではコーススレッド(ネジ)を使用したので
インパクトドライバーだけで簡単にビスを抜けます。
ステンレスビスだから錆つきもありません。

しかも、デッキ施工時に全ての根太にビスを
打つことをせず、間引きして1/3程度の固定本数なので
なおさら短時間で済みます。

新しい床板も固定するビスはさらに少ない4本だけ。
ビス打ちされていない根太を選んで打ち込みました。
試しに歩行して浮きや違和感のないことを確認。

P1320026.JPG最後にはみ出た部分を丸鋸でカットして、
エッジを紙やすりで少々落として終了。
予想外の20分程度で終わってしまいました。

腐朽対策については雨ざらし5年でも
傷んでなかった余剰材なのでなにもせず、
次回(3年毎で次は来年秋)のデッキ全体の
防腐処理までそのままでOKとしました。
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2016年11月22日

デッキのホウ酸処理 再施工

ウッドデッキを改修したのが3年前。
13年使用した床板はキシラデコールを数年おきに
刷毛塗りしていたにもかかわらず腐朽が激しいので全面を貼り替え。

新しい床板には防腐処理としてホウ酸処理をDIYで施工しました。
ホウ酸系木材防腐処理のDIY(2013年12月23日)

当時の情報では耐久性として10年間は維持するとのこと。
デッキ全体としての観察すると現時点でも防腐能力は維持している模様。
腐朽の兆候もなく、このまま様子を見ていれば良さそうです。

P1260873.JPGしかし部分的に緑色の藻のようなものが
発生している部分があります。
それは屋根面からの雨だれが落ちるラインです。

寄棟の屋根には雨どいを設置していないので
屋根の全周に雨だれが発生します。
これが集中的に狭いライン上に落ちます。

さらに晴れている日でも毎朝のように屋根面の結露が
デッキにボタボタ落ちています。

ですからこのライン上は数百倍数千倍の
雨だれを受けている状態だと思います。

この雨だれによってホウ酸の溶脱という現象が進み、
防腐の効力が失われているものと判断されます。

昨年、同様の緑色状態になったときにはホウ酸塩の溶液を
ハンドスプレーで散布して緑色が消えることを確認しています。
しかし数か月もすると雨だれのラインは再び緑色になってきます。

P1260869.JPGそこで今回は噴霧器でしっかりと
ホウ酸処理を行うことにしました。

しかし、よく考えると部分的に施工するのも
デッキ全体に施工するのも準備と作業時間を考えると
たぶん1時間程度しか変わらないのでは?

ということで、デッキの防腐処理から3年目を迎えた時点で
過剰施工かもしれませんが全面に再度施工することにしました。

P1260870.JPG材料は初回施工時の余剰があるので
購入しないで済み、ホウ酸処理の使用量は
初回の2/3で行いました。

散布量はホウ酸塩溶液を1回と撥水剤を混入した
ホウ酸塩溶液を1回の2回塗りです。
なお、雨だれの部分については集中的に5倍くらい噴霧しました。

P1260894.JPGその後、1週間が経過して写真のようになりました。
緑色だった部分が白っぽくなっています。
葉緑体を持つ生命体が死滅したものと思われます。
また撥水剤が効力を見せ水を弾くようになりました。

こういう状況なので3年毎にホウ酸処理を行うかも。

何といっても楽なのがいい。
施工時の姿勢が立ったままの作業なので刷毛塗りの
防腐塗料(キシラデコール等)に比べれば作業負担は桁違い。

嫌な溶剤の匂いも一切なく、安全性も不安なし。
材料費も桁違いに安い。
20年後の自分でもDIYでできそう。
posted by DIY建築士 at 21:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 革命的な木材防腐処理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年03月02日

ホウ酸処理の一部溶脱を確認

P1230546.JPGウッドデッキの防腐目的にホウ酸処理を行ってから
2年が過ぎたころに緑色になる部分が現れました。
(写真は2015年8月)
この部分は軒下部分で、雨樋のない屋根から
ダイレクトに雨だれが落ちる部分です。

雨だれによってホウ酸処理に溶脱が起きた可能性大。
ホウ酸が抜けたことで藻のような植物性の微生物が
繁殖したのだと思います。

他の部分には緑色に変色している場所は見当たらないので
全体としてはホウ酸処理が効いていると判断できます。

緑色に変化した雨だれを受けるラインですが、
放置するわけにも行かないので、とりあえず
ホウ酸塩の水溶液をスプレーしてみました。
これはデッキ全体を処理した時に1リットルほど残しておいたものです。

P1250128.JPGスプレーして1週間後に見てみたら、
緑色が消えて木の色に変化していました。
植物性の微生物は死滅したようです。
(写真は2016年3月で現時点)

こういう状況なので今年(3年目)には
再度デッキ全体のホウ酸処理を行おうと思います。
キシラデコールなどの刷毛塗り塗装に比べれば、
噴霧器散布なので腕や足腰への負担も少なく
無臭で人間への毒性もありません。
作業時間も刷毛塗りの10分の1以下で施工できます。
しかもローコスト。3年に1回の処理であっても苦になりません。
posted by DIY建築士 at 11:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 革命的な木材防腐処理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年04月18日

ホウ酸処理の普及始まる

P1220783.JPG住宅建築専門誌である日経ホームビルダーの
最新号(2015/4)にホウ酸処理が掲載されました。

わが家のウッドデッキの防腐処理として
DIYで施工した時に使った製品です。

ホウ酸系の木材保護剤は防腐効果が優れている上、
人体には全く悪影響がなく、しかもローコストです。

P1220785.JPG日本で従来から一般的に使用されている防蟻処理剤は
人体に害を及ぼすので海外では使用禁止です。
ホウ酸系の処理剤はニュージーランドでは1950年代から
アメリカでは1992年から普及して現在はシェア90%以上。

日本では2012年3月に住宅性能表示の劣化対策等級3に
適合する処理剤として認可され長期優良住宅や
フラット35住宅に使用できるようになりました。
劣化対策等級3とは構造躯体が3世代(75年〜90年)もつ程度の対策です。
JIS(日本工業規格)の木部処理剤としては2011年に認定されていました。

ホウ酸は防腐効果だけでなくシロアリに対する防蟻効果も大きく、
従来の農薬系の防腐防蟻処理の効果は5年ですが、
ホウ酸系の防蟻処理は半永久です。すでに文化財などで使われています。

日本でも海外と同じように木材保護の標準となることは
時間の問題であると思います。

安全無害で安いから、DIYでも処理できます。
posted by DIY建築士 at 20:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 革命的な木材防腐処理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年05月01日

デッキのシリコン被膜

ホウ酸系の木材保護剤は雨によって溶脱という現象があるので
デッキの部材に処理する場合は溶脱の防止にシリコンの被膜を作って保護しています。
この処理は重ね塗りの最後の回で処理液にシリコン液を混ぜるだけで済みます。
塗装作業が家庭用噴霧器で行えるので非常に簡単です。

メーカーの説明ではこの皮膜は10年持つとのこと。

そこまで持つとは思えませんが5年でも持てば十分です。
5年に1回なら、しかも噴霧器での施工は従来の刷毛塗りによる
防腐処理のメンテナンスに比べれば負担はないに等しいです。

P1200759.JPG撥水の耐久性は雨の降り始めなど様子を見ていますが、
半年経過した現時点ではまだしっかり撥水しています。
ただし降り続くと浸み込みます。
撥水し続けるわけではありません。


デメリットとして歩行時に滑りやすくなると説明書にありました。
スリッパ歩行で確かに少し滑るような感覚があります。
しかし危ないと思えるほどの滑りやすさではありません。
小学生以下の子どもがデッキで走り回って遊ぶなら
滑って転ぶ可能性あり、中学生以上ならば心配なしといった感覚です。

犬や猫だとどうなるかはわかりませんので施工済のデッキで
体験歩行させた上で判断する必要があると思います。
ウッドエイド(信越化学工業)
posted by DIY建築士 at 18:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 革命的な木材防腐処理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年01月05日

防腐 防カビ シロアリ対策

P1190614.JPG近い将来、木造建築の防蟻処理は大きく変わると思います。
効果が5年程度の農薬系の薬剤に替わり、効果が半永久な上に
安全で安価なホウ酸系木材処理が標準になると思います。

日本で現在使用されている防蟻処理剤は
人体に害を及ぼすので海外では使用禁止です。
日本でもいずれ使用禁止になると思いますが
建築基準法の改正を待つ必要はありません。
標準施工となるまではあと10年くらいかかるかも知れません。

工務店や設計事務所は早い段階でホウ酸系の
防蟻木材保護処理方法を取り入れていくべきです。
これを知らないだけで顧客の財産に大きなダメージを与えると言ってもいいと考えます。

この本を読むととてもよくわかります。(工務店・設計事務所と新築予定の方は必読)
シロアリはホウ酸でやっつけなさい! 人に優しくコストのかからない長期優良住宅
既存住宅やリフォームでの施工方法も説明されています。
posted by DIY建築士 at 13:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 革命的な木材防腐処理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年12月23日

ホウ酸系木材防腐処理のDIY

P1190514.JPGウッドデッキへの処理の施工例です。

デッキ面積は約60u(幕板含む)で建築後13年経過。
処理前の状況として、デッキの床板はすべて新材に
交換し、根太(床材の固定部材)は41本中10本を
新材に交換しました。
よって31本の根太は腐朽部分がありますが、強度的には問題ないのと
下面(裏側)はほとんど腐朽がないため反転して使用しました。
ホウ酸の効果により腐朽は進まずに止まると予測しています。
その他の大引き(梁)と束(柱)はほぼ腐朽がないためそのまま利用。

もし腐朽が進んで要交換となったら部材単位で交換をしやすいように
固定方法を全てステンレスのコーススレッドにしました。
(釘を使うと一部の交換でも周囲に損傷が発生する上、作業がたいへん。)

ホウ酸系の処理剤は複数の企業から販売されていますが
水溶液化された製品は高額なので、粉末から自作できる以下の製品を使用。

「ボロンdeガード・DIY」 25リットル用
有限会社 ボロンテクノロジー

デッキは屋外なので降雨による溶脱を防止する対策が必要なので
シリコーンゴム系の木材用撥水剤であるウッドエイドを混入しました。
ウッドエイド(信越化学工業)

施工要領は以下のとおりです。
作業の環境 晴れて日射のあたる南面 微風 気温3度

P1190444.JPG処理液の製造は5ℓ単位(粉末を1袋と添加剤200CC)
混合容器は10Lサイズのポリタンクが適切(混ぜやすい)
給湯器で60℃のお湯を使用(温度が低いと溶けにくい)

塗布方法は噴霧器(4L)で散布(垂れない程度)
(2.5Lずつ2回に分けると作業しやすい)
デッキ面1回塗りで5Lをほぼ使い切る

5Lを2回散布した後、ウッドエイド入りの5Lを散布
(残りを木口と幕板と階段に散布)P1190640.JPG
散布の間隔は約30分で表面は半乾きの状態で再塗装

ウッドエイドは600ccを総量5ℓの中に入れたので
希釈は7.3倍(12%)
(ウッドエイドの標準希釈は5〜10倍なのでその中間)

これにより、1uあたりの散布量は83ml/uを3回塗りなので
250ml/uとなります。(推奨は150ml/u)

デッキの裏側と根太にも散布しており、その部分で10Lの処理液を
使用しています。(ウッドエイドなしの処理液)
(よって1箱25L分をすべて使いました。)

噴霧器の使用により足腰への負担は刷毛塗りとは比べ物にならないくらい楽。
かかる時間も刷毛塗りとは桁違いで3時間で3回塗りができました。
この時間にはデッキの裏側への散布も含んでいます。

P1190646.JPG処理後の状態は上の写真の通り、水をはじきます。
そのまま様子を見ると1時間後には浸み込みの跡が
見られるので、完璧な撥水効果ではありません。
溶脱防止の効果は腐朽の有無で判断しようと思います。
ラベル:ホウ酸 ボロン
posted by DIY建築士 at 10:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 革命的な木材防腐処理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年12月13日

革命的な木材防腐処理

P1190514.JPGこういうのを待っていました。
ホウ酸系の木材防腐処理です。

従来の木材保護塗料には欠点が多かったのです。
長期にわたる耐久性がない。
よって数年おきに再塗装が必要。
だから多大な手間がかかるしコストもかさむ。

そして生理的に我慢できないのが
溶剤を含んだ塗料の臭い!くさいのです。
キシラデコールですら呼吸をできるだけ止めながら使いました。
その類似品はもっと臭くて塗装後の数日は窓を開けられず。

かといって、オスモとかの自然塗料だと臭いは許容の範囲だけど
コストが大きい上に耐久性がさらに不利になります。

施工面積が広くなければオスモも検討できますが・・・。
デッキが60平米とかだとすごい金額。
いずれにしても刷毛塗りは面積が大きいとしんどい。
DIYだと1日では無理なので数日に分けて施工。
それを数年おきに繰り返すのはもうやりたくない。

そんなことを考えながら10年以上経ちました。
その間に3回のデッキ再塗装を行っています。
にもかかわらず腐って交換した床板が1割程度あります。

P1190580.JPG塗装しないともっと早く腐るのかを実験するため
デッキの上にツーバイフォー材でバーゴラを自作し
無塗装のままで10年が経過しました。

これが何年くらいで腐るのか様子を見ていたのですが
意外と腐らず、結果的には防腐塗装していたデッキ本体と
大きな変化はありませんでした。
床に接する部分が一部大きく腐朽しましたが構造体としての強度は
その状態でも保っており、再塗装の繰り返しを数年おきにしてきた
デッキ本体とあまり変わりません。
この結果からもキシラデコールは効果があまりなかったと判断。(水平部材)
ただしキシラデコールを塗装した束柱(垂直)の部材に腐朽は全くありません。

いずれにしても、防腐対策には数年おきに塗料の購入と大きな作業負担という
逃れられないメンテナンスが必要でした。
かといってデッキ構造を鉄骨にしたりデッキ床板を腐らない木粉練込み樹脂などに
するのはウッドデッキとしては偽物になるので嫌でした。
塗装不要で腐らないという高耐久の木材もありますが検討対象外の価格。

しかし、ついにメンテナンスと耐久性の問題を解決できそうです。

それがホウ素系の木材保護処理です。
数年前に建築関係の国際展示会で知り、
次回のデッキ塗装に使おうと考えていました。

この木材保護処理方法はニュージーランドでは1950年代から
アメリカでは1992年から普及して現在はシェア90%以上だそうです。

日本では既存の業界からの圧力が強いのか、2012年3月にやっと
住宅性能表示の劣化対策等級3に適合する処理剤として認可され
長期優良住宅やフラット35住宅に使用できるようになりました。
劣化対策等級3とは構造躯体が3世代(75年〜90年)もつ程度の対策です。
JIS(日本工業規格)の木部処理剤としては2011年に認定されています。

ホウ酸は防腐効果だけでなくシロアリに対する防蟻効果も絶大です。
農薬系の防腐防蟻処理の効果は5年ですがホウ酸系の防蟻処理は
半永久です。すでに文化財などで使われています。

従来の土台の防蟻処理に使われるような農薬系のようのものと違い
ホウ酸は無機化合物なので自然分解されません。
雨に当たらない部分は一度処理すると半永久的に効果を維持します。

しかし雨に当たる部分の場合は溶脱という現象で成分が抜けてしまいます。
これに対してはホウ酸系の処理剤に混合しても上塗りでも使える上に
10年の耐久性があるというシリコン系の撥水剤で対処しました。
これはウッドエイドという商品名で販売されています。

ホウ酸系の処理剤は水溶液で人間に対する危険性は塩水程度。
家庭園芸用の噴霧器で散布できるのが大きなメリットです。
だから大きなデッキでも一人で半日で撥水処理までできました。

無臭で溶剤を含まないので安全なうえ、
作業は簡単で費用も激安と言っていいくらいです。

今回のデッキは60平米程度あり、工務店の出した見積もりは
キシラデコール使用で塗料代が8万円に施工費が10万円でした。
それで次の塗装が2年後?3年後?

ホウ酸系の防腐処理をDIYで施工すれば撥水処理まで含めても
材料代は2万円程度、家庭用噴霧器は2000円以下で購入できます。
施工時に臭くなく耐久性も十分あるようなのでいいことづくめ。

シリコン系撥水剤のメーカーは処理1回で10年持つとありますが
念のため半分の期間での再処理を予定しても5年後です。

これでウッドデッキの再塗装という面倒でコストのかかる作業が
今後は5年から10年に1回に軽減されそうです。
それも噴霧器での散布なので作業がとても楽。
高齢になってもDIYで作業することに不安なし。
これは革命的な木材保護処理です。

P1190444.JPGホウ酸系の木材保護処理について興味があれば
「ホウ酸 木材保護」で検索すれば詳しい情報があります。

なお、製品で検索すると液化されたものが見つかりますが
非常に高額です。
粉末状態で購入すると価格が数分の一となります。

後日、ホウ酸系防腐処理の購入や作業の方法を紹介します。
わが家でのウッドデッキ防腐処理のDIY施工例です。
posted by DIY建築士 at 21:38| Comment(0) | TrackBack(1) | 革命的な木材防腐処理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年12月05日

デッキ改修 ほぼ完成

P1170990.JPG外壁のリコール工事に伴い、足場を設置する都合で
ウッドデッキは分解(ほぼ撤去)されていました。
今年の夏はデッキで過ごせる日も全くなく
足場とガラス養生で窓も開けられませんでした。

床板と根太の解体後はこんな感じで
住宅の一部が無いような感じ。
リビングからデッキが見えないことに違和感がありました。

P1190513.JPGそのデッキがやっと復旧しました。

復旧にあたっては下記の変更を実施。
1.床板の全面交換
2.根太の一部交換(10本のみ新材)
3.手すりを付けない
4.ステンレスのビスで固定
5.従来型の木材防腐塗料を使わない

床板は腐朽部分を交換しながら維持してきましたが
13年経過しているため全体的に傷んでおり、その床板の再利用は
取り外しの時点で困難なためやめました。
当初の床板は釘による固定であったため釘抜きで1本ずつの作業となり
傷みかけている床材ではこの作業で破損してしまいます。
よって新しい材料の費用は発生しますが、これを機会に全面交換しました。

P1190486.JPG根太部分も同様ですが、ほとんどの根太は
床板との接触面はかなり傷んでいるものの
上下を反転させれば床板の固定面は健全で
ビスが効くのでほぼ再利用しました。

手すりについては、子供が成長したので心配不要となり
潔く撤去ということでシンプルにしてみました。
デザイン的にスッキリして満足。雪下ろしもしやすそう。
万が一落ちても落差は2m程度です。

ステンレスのビス(コーススレッド)はメンテナンス性のためです。
釘打ちによる固定は部分的な交換などメンテナンスに苦労します。

木材の防腐処理については、従来の石油系溶剤使用の防腐塗料を
使わない方法を5年ほど前から考えていました。
キシラデコールは作業中もその後もしばらくは臭いが不快で
数年おきに施工したものの耐久性も満足できるものではありませんでした。
自然系のオスモなどは面積が大きいと高額な上、耐久性の面からも検討対象外。

数年前に建築建材展で知ることとなったのが、
今回採用したホウ酸系の木材保護処理剤です。

これは革命的な処理剤で木材が腐らなくなるそうです。
米国ではすでに防腐とシロアリ対策に標準的に使用されており、
日本国内でも木造文化財に使用されています。
ただし住宅業界ではまだまだ知られていません。
この処理方法は工務店も大工さんも知りませんでした。
これが普及すると従来型の製品は駆逐されます。

この処理剤をホウ酸の粉末からDIYで製造できるセットが
手に入るようになったので自宅のデッキに使いました。
(水溶液化された製品はとても高額です。)

結果的には、臭いもなく安全で、耐久性も十分に期待でき
しかも施工が楽な上、圧倒的にローコストな木材防腐処理です。

今後の木材防腐処理はすべてこれで処理します。
posted by DIY建築士 at 16:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 革命的な木材防腐処理 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする