2012年11月26日

HEMSは必要か?

HEMSとは「Home Energy Management System」の略で、
住宅に設置されるエアコンや照明などの家電製品と、
太陽光発電システムやエネファームなどの創エネ機器、
蓄電池などの蓄エネ機器をネットワーク化することで、
家庭のエネルギーを管理するシステムです。

パソコンやスマートフォンなどでエネルギー消費量を
「見える化」したり、エネルギー使用量を調整する制御を可能にするなど、
一般家庭での電力需要の調整効果を期待するものとされています。

経済産業省は、家庭用エネルギー管理システム「HEMS」の導入を
促進するため10万円の補助金を出すことにしました。

また、国が行う省エネ住宅の普及政策の一つである「低炭素住宅」という
認定制度では認定されると住宅ローン減税などの優遇措置が取られますが
この認定条件の1つに「HEMS」の採用が含まれています。

しかし、HEMSは優遇措置の取得手段として採用するのを別にすれば
現在の住宅や暮らしに必要なものかどうかは疑問です。

「見える化」だけでは省エネにはならないので、
その結果を改善するためにどれだけ暮らし方を工夫できるか、
またどれだけ設備機器類を制御できるかが期待される効果となります。

HEMSが管理できる機器はネットワークに接続できる機器だけです。
そういった機器は最近の家電や設備機器なので、すでに機器単体で
センサーやコンピュータの技術を応用した省エネ機能を搭載しています。

具体的には、人の在・不在を感知して電源のオン・オフを自動的に行ったり、
生活パターンを学習して自動的に消費電力の最適化を行ったりする
テレビや冷蔵庫などの家電製品や冷暖房に給湯設備などがあります。

省エネルギーセンターの資料によると
一般家庭の電力使用を大きい順に挙げると、

家庭の電気使用2003.PNG1.エアコン
2.冷蔵庫
3.照明
4.テレビ

この4つの消費電力だけで7割近くを占めています。
ここ数年でこれらの製品はすべて省エネ化が進み、
新たな技術とともにセンサーや制御技術によって消費電力が激減しています。

よって、HEMSを導入による省エネの余地はすでに小さいのです。

照明もLED化してしまえば、点けっぱなしによる消費電力自体が
小さくなっているので、制御することのメリットも小さくなります。

例えば、トイレの照明を消し忘れて一晩10時間点けっぱなしたとしても
従来の白熱電球60Wだったら約15円の電気代ですが、
LED電球の6Wなら1/10となる約1.5円の電気代です。

こういったことを住宅全体で制御するために、
借金である住宅ローンに組み込んでまで設置するのは疑問です。

そして予想されるのが、HEMS自体の故障やメンテナンスです。
導入当初は補助金が出たとしても、不具合が出るころに
保証期間が切れていれば自費での対応となってしまいます。

また、HEMS本体が制御のために24時間稼働していれば
その機器自体の消費電力も発生します。

HEMSの採用にあたっては、住宅ローン減税などの優遇措置を
目的とするのでなければ、よく調べ、よく考えたほうがいいと思います。
posted by DIY建築士 at 20:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 維持管理のDIYや工夫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年11月06日

太陽光発電の普及で電気代は上がる

太陽光発電の電力は、家庭で利用する電気代単価の
おおよそ倍近い価格で電力会社が買い取っています。
売る価格より買う価格が高いのだから買えば買うほど赤字です。

しかし電力会社の利益が減るわけではありません。
その買取コストは電力会社が負担するのではなく、
一般家庭の電気代に上乗せするシステムだからです。
これは電気料金の検針票を見れば「太陽光発電促進付加金」という
項目で料金請求にすでに含まれています。
太陽光発電を設置している家庭もしていない家庭も請求されます。

企業や自治体が投資物件として進めているメガソーラーも同様に
電力を高額で買い取らせている相手は電力会社でなく国民全体です。

太陽光発電の買い取り負担金は国民が負担するということです。

この買い取り負担金は毎年見直すことになっているようなので
普及が進むほど「太陽光発電促進付加金」は値上げされるはずです。
この見直し時に、買い取りに付帯する経費として曲解した費用などを
計上すれば莫大な利益が発生するのではと思います。

電力料金単価は毎年上がると考えておいたほうがいいと思います。

そして値上げに対する反対世論が限界に来たところで
買い取り価格を下げるか、タダ同然にして対処するのではないかと思います。
そうなると今度は太陽光発電の設置者の利益が減少するか失われることになります。
それでも太陽光発電は法令が定める条件により電力会社が買取する制度なので
法改正という手段で実行されれば抵抗のしようがありません。

いずれにしても、電力会社と国は大きな悪影響を受けずに
太陽光発電の電力買い取り政策を終わらせるのではないかと思います。

すでに太陽光発電の先進国であったドイツでは
この太陽光発電の政策が失敗だったとしています。
それもドイツ環境政策史上最大の失敗といわれています。

国と電力会社はドイツの失敗を知っていながら、この政策による
目先の中短期的な利益追求のために推し進めたように思います。
この政策を利用して電力会社の経営を立て直そうとしているのかもしれません。

太陽光発電を高額で買い取れなくなる時期が来たら、
次は大量に廃棄されるソーラーパネルの回収事業や再資源化や
焼却設備などに対して、発電パネルの普及に使った税金と同じように
大きな税金を投入して国と事業者の仕事を作っていくのでしょう。

こういった政策への反対行動としてできることは、
太陽光発電を採用せずに合理的な節電を進めることではないかと思います。
posted by DIY建築士 at 14:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 維持管理のDIYや工夫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年11月01日

エコ住宅は本当にエコなのか?

ここ数年で住宅や住宅設備の省エネ化が進んできましたが
国やメーカーが進めている省エネ化の在り方は本筋から外れているように思います。

省エネによって、そこに暮らす個人が受ける恩恵より、
その住宅の設備機器や工事の事業者が受ける恩恵のほうが大きく、
実際にエコかどうかも怪しいものを優位に見せたり、国の仕事を増やすために
さまざまな法改正や補助金の設定をしているように感じます。

機器の省エネ化による燃料消費の削減よりも、機器を省エネ化する構造自体の
製造エネルギーや材料資源の消費が無駄に大きいものがあちこちにあります。

エコキュート、エコジョーズ、エコフィールなどの高効率給湯器も
節約できる燃料費などとは桁違いの利益をメーカー・工事事業者が
得られる製品となっています。

日経ビジネスでも取り上げていました。(以下一部抜粋)
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エコ住宅は本当にエコなのか?
資源をムダに使って環境性能を自慢するのは本末転倒
http://business.nikkeibp.co.jp/article/opinion/20121004/237642/?mlp

ここで疑問なのがエコ住宅と呼ばれる一戸建て住宅だ。
外壁内壁の分厚い断熱材と二重窓サッシ、高気密性、太陽電池、燃料電池、
蓄電池、ヒートポンプ、地下水循環、自然換気、壁面緑化、散水設備など、
ありとあらゆるハイテク装置で限界まで環境性能を高めた優等生的一戸建て住宅を、
大手住宅メーカーから自動車メーカー、ベンチャー企業、NPOまで競って開発し、
各省庁が競うようにエコ住宅設備に賞や補助金やエコポイントを与えている。

日本人好みなのかもしれないが、こんなエコ住宅がほんとうにエコなのだろうか。
全部揃えると設備代に1000万円かかるかわりに、月数千円の電気代がタダになるか、
もしかすると電気を数千円で売れるというが、とても元は取れない。
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日経ビジネスオンラインはログインが必要です。会員登録は無料です。
posted by DIY建築士 at 09:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 維持管理のDIYや工夫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年10月13日

水道使用量を基本料金にできるか

量水器を利用して水の使用量を測定してきました。

わが家の1日の平均使用量は550リットルなので、
洗濯機で80リットル(毎日ではないから8割量)
食器洗いで80リットル
トイレが3人で140リットル
シャワーが3人で150リットル
このほかに料理・洗面・手洗いなどで100リットルというのが
内訳のようです。

現状の暮らしでは水道使用量を基本料金内に抑えることは無理です。
さらなる節水を実現するには節約できる年間水道料金の数十倍の
コストを要します。
それでも基本料金内に抑えるのは不可能です。

しかし、これが数年後に息子が家を出て二人暮らしになると
現状の暮らしと設備のままでも、1日あたりの使用量が

洗濯機で50リットル(2日に1回として)
食器洗いで50リットル
トイレが2人で100リットル
シャワーが2人で90リットル
料理・洗面・手洗いなどで60リットル

と予測すると単純計算では
1日の使用量は350リットルなので年間では128トン。

あと少し減らせれば年間120トンという基本料金内になります。
これはときどき旅行に行くと達成できそうです。

現状でも無駄遣いしているという意識はありませんが
二人暮らしで基本料金内の使用量で生活できるのであれば
客観的にも水を無駄遣いしていない暮らしと判断できると思います。

今の生活のままでも、数年後にはそのようになりそうなので
節水については、とりあえず現状を維持すればいいと考えます。
posted by DIY建築士 at 06:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 維持管理のDIYや工夫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年10月12日

水の使用量測定 洗濯機

P1140758.JPG水道メーターがデジタル表示の量水器に交換され、
その精度が100t単位になったので、
さまざまな水の使用量を測定しています。

今回は洗濯機での水使用量を測定してみました。
洗濯機は天面から投入する全自動の洗濯機です。

洗濯機のサイズは7.5kgクラス、シャープ製で製造年は1996年です。
16年ものでほぼ毎日使っていますが意外と壊れません。

3人家族の2日分の洗濯物でほぼいっぱいに感じる量になります。
この量を標準コースで設定して脱水までの水道使用量を測定したところ
洗濯時間は41分で100.1リットルでした。
これは水道料金にして約20円です。(別荘地でちょっと割高です。)

なお、10分コースで半分程度の洗濯物を洗濯したところ、
水の使用量は81.0リットルでした。
10分コースは脱水しながら水を投入するなどして時間の短縮は
しますが水の節約にはあまりなっていないようです。
これならよほど急ぎでない限り使わないことにしました。

年に300回洗濯機を使ったとすると、その年間使用水量は約30トン。
前回の年間使用水量は約200トンなので割合からすると15%でしかありません。
節水目的で洗濯機を買い替えても大きな効果はなさそうです。

洗濯1回で100リットルというのは大量に水を使うように感じますが
その他で使っている水のほうがはるかに多いというのが実態です。

手洗いやキッチンの節水は各水栓の最寄りのバルブを少し絞って
2割程度の水量を落とすことで意識せずに節水ができます。
いつもの行動のままで節水になります。
キッチンシンクの場合はシンクの下に水と湯の調整バルブがあります。
posted by DIY建築士 at 09:34| Comment(1) | TrackBack(0) | 維持管理のDIYや工夫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年10月11日

水の使用量測定 食器洗い

水道メーターがデジタル表示の量水器に交換され、
その精度が100t単位になったので、さまざまな水の使用量を測定しています。

今回は食器洗いでの水使用量を測定してみました。
食器洗浄機は使っていないので手洗いです。

普段の生活習慣では私は朝食に果物しか食べないので
洗う食器は多い時でまな板と包丁と皿1枚です。
奥さんも食べるものは違うものの洗い物はほぼ同様です。

P1140531.JPGしかし、平日は毎日息子の朝食と弁当を作るので
それなりに洗い物が発生します。
朝食と弁当はほぼ異なるメニューになるため
調理器具や皿数も増え洗い物も多くなります。
ある日の朝食後のキッチンシンクがこの写真です。

この量の洗い物を洗う水道使用量を測定したところ
16.6リットルでした。

食器や鍋は洗う前に汚れをふき取ってから洗います。
スポンジで擦っている間は水を止めています。
常識的な洗い方としては最小限に近い水量で洗っているのではと思います。

食器の多いときがあるにしても、朝食後の食器洗いは
ほぼ20リットル程度の水道使用量と考えられます。

昼食時は一人の場合がほとんどで鍋類や食器も少なく
ほぼ鍋一つと食器2~3枚とまな板・包丁・箸だけなので
水道使用量は5.4リットルでした。

あとは夕食後の食器洗いを測定すれば1日分の食器洗いでの
水の使用量がわかりますが、夕食後の食器洗い時には
家族がシャワーを浴びる時間と重なることが多く測定の機会がなかなかありません。
posted by DIY建築士 at 09:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 維持管理のDIYや工夫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年10月10日

水の使用量測定 シャワー入浴

水道メーターがデジタル表示の量水器に交換され、
その精度が100t単位になったので、さまざまな水の使用量を測定してみました。

今回はシャワーでの水使用量です。
入浴と同様のシャワータイムです。
体を洗い、シャンプーもしての水の使用量です。
開栓後しばらくは設定温度より低い水が出るので体にかけることができないため、
浴槽や床を洗ったり、桶(あとで洗濯機に投入)に貯めています。
その使用量も含めた測定値です。

いつものようにいつものペースでシャワーを使った場合は30.3リットルでした。
シャワータイムは約6分間。シャンプー(洗髪)時以外は出しっぱなしです。
これはトイレのフラッシュ約3回分なので意外と少ないと思いました。
節水シャワーヘッドの効果なのかも知れません。

家族全員分(3人)を推定すると、家族が私の2倍の時間シャワーを使うとしても
30リットル+60リットル+60リットル=150リットル
これはバスタブの設定水量より少なく、シャワーも体洗いも含めた数値なので
わが家の場合は風呂に入るよりはシャワーのほうが使用量は少ないようです。

家族全員の3人が連続でシャワーを使うときに実測してみようかと思いますが、
連続で入るという機会はほとんどありません。(途中で他の水栓を使ってしまう。)

なお、最小限のシャワー利用だとどうなのか試してみました。
シャンプー時だけでなく、体を洗っているときもシャワーを止めます。
これができるのは寒くない時期だけですが、その結果は21.5リットルでした。
意外と少ない使用量でシャワーは可能です。

ほんとに節水シャワーヘッドの効果?
http://diy-resort.seesaa.net/article/168655177.html
posted by DIY建築士 at 07:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 維持管理のDIYや工夫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年10月08日

水の使用量測定 トイレ

P1140526.JPG水道メーターがデジタル表示の量水器に交換され、
その精度がとても精密で最小単位が100tになりました。
そこで従来は正確には測定できなかったさまざまな
水の使用量を測定してみました。

まずはトイレの洗浄水使用量を測定です。
わが家のトイレはタンク式の重力落下式で
フラッシュレバーに大小の機能がなくタンク全量を使用します。

測定したところ1回の洗浄で使用する水量は9.1リットルでした。
数年前にタンク内のフロートを下げて節水調整していたので
カタログ表記の12リットルに対して25%の節水型になっていました。

さらなる節水を目的としてタンクに余計なものを入れたりすると、
作動不良や故障で水漏れを起こしてしまう可能性があります。
そうなっては本末転倒なのでトイレの節水はこれで十分と考えます。

トラブルを起こさないということも、地味なようですが
実は大きな時間と資源の節約です。
posted by DIY建築士 at 13:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 維持管理のDIYや工夫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年10月07日

水道メーターの交換

P1140528.JPG戸建て住宅の水道メーター(量水器)は8年ごとに
自治体の負担で交換されます。
水道料金に機器及び工事費用が含まれているのだと思います。

先日、既設の機械式回転メーターがデジタル液晶表示の
量水器に交換されたのですが
その精度がとても精密なことに驚きました。

最小単位が、なんと「0.0001㎥」です。
ということは最小単位が100tでコップ1杯の量でも測定します。
月間トン(ton)単位で使う水の流量を100g単位で測定できるとは
個人住宅の課金用設備としては必要以上の高精度です。
水道料金の請求はトン単位(㎥)で、標高の高いこの地域では年に1回です。

この精度ならトイレ、食器洗い、シャワーや洗濯機の水使用量など
あらゆる水道使用量が正確にわかるので測定してみようと思います。

別荘地の量水器(水道メーター)の表示部分は地表1m程度の部分に
出ていることが多いです。積雪時でも確認可能にするためだと思います。
このため自分で行う測定作業もあまり面倒とは感じません。
調べてみたい好奇心のほうがはるかに勝ります。
posted by DIY建築士 at 08:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 維持管理のDIYや工夫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年08月29日

エアコンなしの真夏対策 その7

P1140487.JPGキッチンの混合水栓や洗面の蛇口を使う時、
5年前までは原則的にお湯を使っていました。
給湯器の設定温度を40℃にして
水栓レバーで混合しなくてもお湯側100%で適温です。

そしてお湯の必要がないときでも、
習慣的に混合水栓は常にお湯側の位置で使っていました。

ちょっと手を洗うとき、コップ1個を洗うとき、布巾を絞る時など
ほんの数秒しか使わないときでもお湯側でした。
混合水栓を水側にするのは冷水が必要な時だけでした。

混合水洗をお湯側で開ければ数秒使うだけでも
石油給湯器のボイラーは作動します。
しかし、設定温度のお湯が出る前に蛇口を閉じるので
給湯器の作動する意味は全くありません。
ボイラーの運転に伴う灯油燃料や制御の電力は全くの無駄です。

この使い方で1回が5秒の使用だとすると1日12回あれば1分です。
家族を含めれば1日2分以上もこのような状態で使うことになり
1か月では給湯器を1時間も無駄に運転させていることになります。
1か月でシャワータイム6回分の無駄です。

暑い時期は手を洗うときには冷たい水で問題なく、
ボイラーから給湯配管を流れる温水は住宅内部を温めます。

このことを意識した5年前に、暑い時期は混合水栓のお湯側でも
ボイラーを運転させないために給湯器のスイッチを切りました。
お湯を使うときだけ給湯機のスイッチを入れる作戦です。

ところが、給湯器を作動させずに給湯側で水を流すと
給湯器の寿命が短くなることを知り、昨年からこれはやめました。
原因はおそらく燃焼室内に結露が発生し腐食の原因になるのだと思います。
これは数秒の運転で停止する運転状態でも起きると思います。

その後は混合水栓を水側にして使用するようになりました。
これが本来の使い方です。
暑い時期の水道使用はデフォルトで水です。
住宅内の無用な放熱を防止して、省エネ・節電にもなります。

また、手を洗うたびに肘くらいまで水をかけると体感的に
かなり涼しくなります。
posted by DIY建築士 at 09:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 維持管理のDIYや工夫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年06月13日

風呂ふたを忘れると・・・

P1130292.JPG普段はシャワーを浴びるだけで
風呂に入る頻度が月に1回くらいなので
昨年から風呂ふたを浴室から撤去しました。

その後、入浴する時だけ風呂ふたを持ち込むという
ことをしてきましたが、先日の入浴時に息子が最後に入り
風呂ふたをすること(習慣がない)に気付かずに
朝までバスタブ開放となってしまいました。

翌朝、洗面室からバスルームが見たときに
「あっ、風呂ふたをしてない・・・」と気づき
バスルームの床や壁面が濡れているのではと思いましたが
触ってみるとカラリと乾いていました。

24時間換気のため、風呂ふたのないバスタブ状態でも
壁面などを結露させない程度に湿気を排出できるようです。

入居以来の12年間でも、こういう実験はわざわざする気になれず
試したことはありませんでしたが、ちょっと安心しました。

といっても、風呂ふたが不要なわけではなく
できれば使ったほうがいいと思います。
(湿気の防止と洗濯機に送る残り湯の保温のため)
posted by DIY建築士 at 10:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 維持管理のDIYや工夫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年12月27日

ガレージにボイラー

P1060274.JPGここ数日寒いです。
昨日は最高気温がマイナス1℃、
最低気温がマイナス6.2℃でした。

今日は最高気温がプラス1.0℃になったものの
朝の最低気温はマイナス7.0℃でした。

ガレージの室温も1℃程度まで下がり冷蔵庫のパーシャル室と同等です。
かろうじて氷点下にはなっていないようで、
野菜や果物(みかんやリンゴなど)が1年を通じて凍らずに保存できます。

ガレージが氷点下にならずに済んでいるのはボイラーを設置しているためです。

床暖房の灯油温水ボイラーがタイマーで朝の3時に作動し、
晴れて朝日が差し込めば7時前後に手動で停止しています。
この時のボイラー室外機の排熱や排気管からの放熱で
ガレージ内が保温されているようです。
給湯用ボイラーも周辺温度が氷点下に近づくと凍結防止の暖機運転を自動で行います。

寒冷地でガレージを設計される方はガレージ内に
ボイラーを設置することをお勧めします。
その場合は排気を室外に出す強制排気モデル(煙突付)にします。

氷点下にならなければ食料の保管場所としても使い勝手がよくなります。
収納物や保管品を凍害から守ることにもなります。

なお、給湯用ボイラーに接続する給水管には凍結防止のため
配管用の巻き付けヒーターを必ず施工しますが、
氷点下にならないガレージ内であれば配管用ヒーターの電源は入れないで済みます。

その場合は、給水管を凍結深度以下の基礎や地盤を貫通させて
ボイラーへの最短距離で配管設計を行います。
給水管が氷点下になるような外気に触れないように設計することが必要です。

通常は給水管の凍結防止を帯状の電気ヒーターを巻きつけて行います。
これはビックリするほどの電気代がかかります。

さらに電力会社の都合や事故による停電は想定外です。
ですから氷点下の時間帯の停電で給水管の凍結・破裂の被害が各地で発生しています。
被害の賠償を電力会社に求めている事例もあるようですが困難なようです。
ラベル:凍結
posted by DIY建築士 at 19:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 維持管理のDIYや工夫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年12月12日

トイレ洗浄水の節水

一般家庭の水道使用の最大要因はトイレで28%らしいです。
風呂より使用量が多いのは意外でした。

 トイレ  28%
 風呂   24%
 炊事   23%
 洗濯   16%
 洗顔その他 9%
(東京都水道局 平成18年度一般家庭水使用実態調査)

トイレの水は日頃の心がけで節水することはできませんが
設備の調整によって、使用時に意識することなく節水を実現できます。

トイレタンクの内部にあるフロートに水位調整ねじがあれば
それを調整することで貯水量が変化します。

タンクに何かを沈めてタンク容量を減少させる方法もありますが
可動部分の障害になって水が止まらなくなるなどの
トラブルになる可能性があるのでやりません。

わが家はINAXの便器ですが、
タンク内にねじ式のフロート水位調整部があったので
目いっぱい節水側に移動しました。(フロートを下げる)
これでタンク洗浄水の貯水量は当初の2割程度減るようになりました。

わが家のトイレは2000年の新築時の設置したもので
現在のタンクレストイレに比較すると2倍程度の洗浄水を使用します。
現在のタンクレス節水トイレが6L程度に対して12Lも使います。
しかも洗浄レバー(フラッシュ)に大小の機能はなくタンク全量を使用します。

ですからタンクの貯水量の削減は節水に大きな影響があります。
タンクのフロート水位調整ネジを回してタンクの満水レベルを約35o下げました。

これによる節水量を計算すると
タンクの内側面積とフロート調整高さとの積から約2リットルの節約となります。
これを住宅内全てのトイレで実行しました。
貯水量の減少は洗浄能力には支障ないようで確実に流れます。

1日にトイレを使用する回数を5回とすると10リットルの節水で
1年では3.6トンの節水になります。
これが3人家族ならその3倍なので11トン近い計算になりますが、
全員が終日自宅にいることはないので半分近いとしても
年間6トン程度は節水になると思います。
これは浴槽が160リットルとして38杯分に相当します。

なお、下水道に接続している地域では、
上水道料金とほぼ同額の下水道料金も課金されているので
上水道料金だけでなく下水道料金も比例して節約になります。
ラベル:節水
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2011年12月08日

水道の使用量は?

P1060359.JPG東京都水道局のWEBサイトを見ると
家族人数別の平均水道使用量が出ていました。

世帯人員別の1か月あたりの平均使用水量
(東京都水道局平成21年)

世帯人員 使用水量㎥
 1人  7.7
 2人  16.0
 3人  21.2
 4人 25.1
 5人  29.7
 6人以上 35.0


これと比較すると3人家族の平均が21㎥に対して、
わが家は16〜17㎥なのでかなり節水できていると感じます。

水道の使用については入居以来ほぼ減り続けています。
その原因は日々の節水意識も影響していると思いますが
設備の調整によって意識せずに節水を実現している場所もあります。

トイレタンクの洗浄水削減、
浴室の節水シャワーヘッドの採用、
洗面でお湯が出るまでの水を洗濯機に投入、
ゆたんぽ使用後のお湯を洗濯機に投入、
風呂水を洗濯機の風呂水ポンプで再利用、
無洗米によるとぎ水の削減や皿洗い前のふき取り作業などです。

最も効果が大きいのはトイレタンクの洗浄水の削減だと思います。
ラベル:水道 使用量 節水
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2011年08月27日

エコキュートの騒音問題

ヒートポンプ式の給湯器であるエコキュートが普及してきましたが
設置にあたっては騒音の対策に相当な注意をしなければいけないようです。

先月、住宅地に設置された隣家の夫妻が運転音により不眠に陥り体調を崩したとして
メーカーと設置した住宅会社を相手取り損害賠償の訴訟を起こしました。
実際にはそれ以外にも数多くの騒音トラブルが存在しているのではと思います。

ヒートポンプユニットの運転音は低周波音で自動車のアイドリングのように響くようで、
その運転時間帯は深夜電力を有利に使う契約であれば主に就寝時間帯になります。
ですから設置する住宅はもちろんのこと近隣の住宅に配慮が必要です。

具体的には、設置住宅のすべての寝室から最も影響のない位置であるとともに
近隣の住宅の寝室からも一定の距離を置く必要があります。
ですから、この機器を設置する場合は近隣の住宅に寝室の位置まで聞き込みを
行った後に設置位置の検討を始めなければいけません。
それでも、設置後に部屋替えやリフォームなどで
寝室の位置が変化する可能性は残ります。

ヒートポンプ式の温水機器は省エネの新しい機器として普及していますが、
設置にかかる大きな初期コストと騒音問題、そして東北の地震では住宅に設置した
貯湯タンクの多くが転倒したり傾いたりして使用不能となってしまったことを考えると
省エネのメリットより抱えるリスクのほうが大きいように思えます。
posted by DIY建築士 at 13:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 維持管理のDIYや工夫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年04月03日

計画停電で凍結注意

寒冷地では給水管(水道管)の凍結防止に
建物外部の配管にはヒーターを施工しています。

凍結防止帯とも呼ばれるヒーターは
凍結の予想される季節は24時間通電されており、
節電できるタイプではヒーターの温度で通電が制御されたり
外気温センサーによって通電が制御される製品があります。

これにより給水管の凍結・破裂を防止している訳ですが
凍結する外気温の時間帯に計画停電が実施されるとまずいわけです。
この設備にとって電気が止まることは想定外です。

今後の季節の時間帯としては、深夜から翌朝にかけての計画停電がなければ
給水管の凍結・破裂の可能性は低いと思われます。
ただし、標高1200mのわが家では先週の最低気温がマイナス7℃程度だったので
わが家の周辺ではその時間帯に停電すると凍結する可能性があります。

給水管の凍結や破裂の防止策は給水管の水抜きを行うことです。

別荘地などの建物では給水管の水抜きはシーズンオフの作業として一般的ですが
永住しているとほとんど行わないので、凍結防止ヒーターの停止について
注意を怠ってしまうかもしれません。

凍結させてしまうと、数時間は水が使えなくなりますし
修理の手配や工事代金が大変ですのでご注意ください。

住宅建築時に、基礎設計と配管設計を凍結しない設計にしておくと
こういった心配もヒーターの施工費用も高額な電気代も全くかかりません。
設計方法については、過去の記事で「給水管設計」で検索ください。
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2010年12月23日

太陽光発電の製品トラブル

太陽光発電システムはメンテナンスフリーというイメージがありますが
実際の施工例から推測するとメンテナンスフリーはいえないようです。

ここ数年、太陽光発電の普及が大きく進んでいますが、
それにともないトラブルも増えています。

以下の調査データは太陽光発電所ネットワーク(PV-NET)に所属するユーザーで、
運転開始から5年間以上の月間発電量の記録が残っている約260件のユーザーを
対象にしたものです。
何らかの不具合で交換・修理をしたモジュールが14%で、
同じくパワーコンディショナーの交換が17%だそうです。
不具合の原因については様々ですが、トラブル発生率の高さが問題です。
取り付けたことが原因となる屋根や建物のトラブルではなく、
製品自体のトラブルだけでこの数字です。

トラブルの発見は、ユーザーが機器のエラー表示や発電量の不足に気付く場合と
メーカーの自主的なリコールによる場合がありますが、
いずれの場合も保障期間中はメーカーが無償で交換修理を行うため、
きちんと対応してくれれば実質的にユーザーの費用負担は発生しません。
大きな問題となるのは、一般的な保障期間である10年が終わった後です。

ですから、設置している方また予定している方は、保障期間が残っているうちに
不具合に気づくための定期点検(発電量のチェックなど)が欠かせないことになり
これこそが重要なメンテナンスといえます。

保障期間の終了後に不具合の対応を行うことになってしまうと
大きな費用負担の可能性が高くなるので、
発電による利益で設備の元を取るまでの道のりは
設置時の見積もりよりもかなり遠くなるのではと考えます。
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2010年12月06日

2重窓で結露対策?

内窓を窓の結露対策として取り付けることは、
より大きな結露被害を受ける可能性があります。
灯油による室内燃焼の暖房機器を変更するだけでも結露は解消する場合もあります。

現状で窓が結露するのであれば、建物全体の断熱性能や室内空気環境に
問題があるわけであり、それをそのままにして結露している窓だけを
断熱した場合の影響を考えなければなりません。

結露は室内の空気が一番冷やされる場所の表面で起こります。
それがガラス窓だったのであれば、そこが断熱化されて結露しなくなった場合は
次に冷えている場所の表面が結露します。
それはおそらく外壁に面した壁で、クローゼットや押入れなど閉鎖された場所です。
こういった見えにくいところが危険ゾーンです。壁の中で結露するケースもあります。
この結果に対してはエコポイント対象として推奨した政府もメーカーも販売業者も
責任は取りません。

窓の結露を解決して快適に断熱するのであれば、
窓だけでなく建物全体での断熱対策を行い、バランスを検討したうえで
サッシガラスのペアガラス化や内窓追加が必要です。

見えないところで壁が結露してカビたり腐るくらいなら、
簡単にふき取れる窓を結露させるほうが安全です。

現状で結露していない窓を断熱化するのであれば、このリスクは低くなります。
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2010年12月02日

8割の地盤改良工事は不要?

施主の保護に向けた住宅関係の法律が施工されたことで
建築前の地盤調査がほぼ必須となりました。
以前は調査せずに安易に基礎を設計施工していたことで
不同沈下などのトラブルが発生していましたがだいぶ改善されると思います。

しかし、現在の不安は地盤調査によって
過剰な地盤改良工事につながっているのではということです。
地盤調査を行う業者のなかには、地盤調査だけでは利益を得にくいことから
調査後の地盤改良工事の受注を前提として事業を行っているケースもあるようです。
地盤改良工事には、50~200万円の費用がかかる上、工期も伸びてしまいます。

実は不要な工事かもしれません。
この心配を解消するには地盤改良を業務としない地盤調査会社に依頼することです。
すでに地盤改良工事が必要という結果を受け取っている場合は、
地盤解析を専門事業としているセカンドオピニオンサービスをお勧めします。

地盤改良工事が必要だと判断された調査データを提出すれば、
本当に必要なのか、また不要とする対策などを提示してくれます。

実は、地盤改良が必要とされたケースのうち約80%の物件で
工事は不要という判定が出ているそうです。
基礎設計をべた基礎にすれば地盤改良工事は不要という結果が多いようです。

その会社は判定まで無料で対応しており、
解析後の地盤保障を受注することで収益を上げるシステムです。
不要な地盤改良工事より、はるかに合理的な選択だと思います。
posted by DIY建築士 at 07:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 維持管理のDIYや工夫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年09月27日

不要になったターミナルアダプタ

NTTの電話回線をKDDIに変更したことで、
ISDN機器のTA(ターミナルアダプタ)が不要になってしまいました。
KDDIに変更しなくても、ISDNをアナログ回線に変更するつもりだったので、
いずれ使わなくなる運命でした。

この機器は雷に弱く何個も壊されていたので予備を10個くらい持っていました。
ネットオークションで同型の中古品を1個100〜500円程度で買っておいたものです。

これがまったく不要となってしまいました。
使う可能性はほぼありません。
再びNTT回線に戻すことがあってもISDNにしないだろうし。

考えられる可能性としては、KDDIかケーブルTV会社の消滅?
しかもADSLが使えない状況のみ。

やっぱりネットオークションに出品してよさそうです。
posted by DIY建築士 at 09:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 維持管理のDIYや工夫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする